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婆のいざない: 地域学へ

婆のいざない: 地域学へ

婆のいざない: 地域学へ

作家
赤坂憲雄
出版社
柏書房
発売日
2010-03-01
ISBN
9784760138036
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婆のいざない: 地域学へ / 感想・レビュー

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midnightbluesky

3.11後に読むといたたまれない気持ちになってしまった。こんなに可能性を秘めた地域が津波や原発で失われてしまい残念で仕方がない。文章や著者のまなざしの優しさと反比例して非常に苦しい気持ちで読んだ。イザベラ・バードや菅江真澄がもし今生きていたなら・・・と悔やまずにはいられない。まだ東北回帰ではなくて、やはり何も終わっていないと痛感させられた。個人的にはもっと希望が持てるようになって改めて読み直したい本。

2011/12/12

HANA

題名から聞き書きみたいなものかと思いきや、エッセイ集であった。東北やエコロジー、排除や異人といった著者のこれまでの思想の流れや現在の考えがよくわかり、愛読者にとっては興味深く読めるのではないだろうか。エコロジーについては概ね賛同。

2010/03/28

ダージリン

久々に赤坂氏の著書を読んだ。本書は講演がベースに再構成されているとのこと。序盤はイザベラ・バードや宮沢賢治なども交えながら東北の魅力や特質が語られていく。つい先日東北を旅行したばかりで、東北の地の魅力を思い出しながらの読書となった。終盤では変容しつつある現代社会における定住から遊動へと向かう動きが示される。一つの社会だけに安定的に定住することが難しくなってきている。複数の中心を持つことが避けられなくなる中で、東北的なものがもつ重要性は再考されるべきなのであろう。

2023/10/08

takao

ふむ

2023/06/30

となりびと

著者の岡本太郎考の作品が読みごたえがあったことと、東北学から地域学へというテーマにひかれて。 地域学という点では東北でのフィールドワークをベースにしているものの、日本人のルーツやムラ社会についてなどもっと広い視点で語られているような内容で個人的に関心の薄い部分もありつつも、思ったよりも面白く読めた章もあった。特に3つの穢れに対する考察は読み返す内容だった。

2019/08/22

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