読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

ソーシャル・マジョリティ研究: コミュニケーション学の共同創造

ソーシャル・マジョリティ研究: コミュニケーション学の共同創造

ソーシャル・マジョリティ研究: コミュニケーション学の共同創造

作家
綾屋紗月
澤田唯人
藤野博
古川茂人
坊農真弓
浦野茂
浅田晃佑
荻上チキ
熊谷晋一郎
出版社
金子書房
発売日
2018-11-12
ISBN
9784760826681
amazonで購入する Kindle版を購入する

ソーシャル・マジョリティ研究: コミュニケーション学の共同創造 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

うさぎさん

ソーシャルマジョリティ研究という新しい学問分野により、生涯発達学等におけるコミュニケーション研究について、「障害」に着目するのではなく、「マジョリティ」(所謂「普通の人」)によって形成されたコミュニケーションルールを確認し、それについてコミュニケーション障害の人とされている「マイノリティ」がどう違和感を持っているのかを明らかにし、原因究明や解決策の提示をしている。 特に私が有意義と感じるのは、マイノリティ側の抱えている分からなさへの論理的解釈により、自己理解ができることかと思った。大変興味深い一冊だった。

2019/01/10

aof

大好きでずっと通っていた研究会が本になってることを知って、本当に嬉しい。 しかも、研究会のときよりわかりやすくなってるのがすごい。 人間の機能はめっちゃ高性能で、微細な調整を常にし続けていることがよくわかる。人間すごい。その調整がうまくいかないのがマイノリティなのだとしたら、その人と個別に調整をしていけばいいだけじゃんと吹っ切れるような気持ちになれる。 あとチキさんの「マクロに問題があるのに、ミクロ単位で矯正してもどうにもならない」という話はいじめに限らず、社会問題の本質だと思った。

2019/05/30

へそ

社会的に普通とみなされるコミュニケーションの方法やルールについて学術的知見をまとめた本。コミュニケーション障害を個人の特性のみに押し付けるのではなく、個人の責任と社会の責任の相互作用と捉え、各々の責任範囲を公平に切り分けるという記述が強く印象に残りました。また、「普通であること」(状況によって異なるルールがある模様?)を行うことで普通たりえるという提唱には強く納得しました。2014年に開催された研究会が土台となっているとのことなので、またアップデートされた知見を踏まえた研究会を開いて欲しいです。

2019/04/01

しかっくま

発達障害者当事者による「普通の人」の研究。それをソーシャル・マジョリティ研究と呼び、当事者兼研究者である著者が、各学問分野の研究者とコラボし、当事者の困難や疑問を解き明かそうという試みだ。1章の感情の生起と理解、4章の3人以上の会話ルールを扱った章が非常に面白い。「自分では共感しているつもりだが、他人からは人の気持ちが分からないと言われる」「1対1ならいいが、3人以上だと話せなくなる」という困り事を、基礎研究の理論の面から解説する。対人関係に悩む当事者に一読をお勧めしたい本だ。

2019/03/18

ねむい

『普通』『常識』になれない私が知人に教わった本。発達障害からみたマジョリティが大筋だが、生きづらさ、例えば奇数になった時、会話の輪の中に入れない人へも何らかの意味ある本だと思う。図解だと分かりやすい部分もあるが、学術的な内容が殆どなので発音等の中盤は頭に入ってこず。はじめにの「言葉は聴こえるのに、意味が聞こえない」が1番理解できた。もう少し第三者の解釈付きでゆっくり自分と当てはめながら読んでみたい。

2019/02/11

感想・レビューをもっと見る