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十二番目の天使

十二番目の天使

十二番目の天使

作家
オグ・マンディーノ
Og Mandino
坂本貢一
出版社
求龍堂
発売日
2001-04-01
ISBN
9784763001061
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十二番目の天使 / 感想・レビュー

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サク

どんなに地位や名誉、財産があっても、かけがえないの家族を失っては、不幸そのもの。毎日の仕事も家族の笑顔のため、幸せのため。私も母を亡くしたからこそわかる想い。絵本『おおきなあな』と共感できる作品。家族の死という『おおきなあな』をビルの来訪と、小さな天使ティモシーとの出会いにより埋められていく。『絶対絶対絶対諦めない』という病気を持ちながらも11才の少年が野球に残りの人生をかける姿は感動。命は限られている。その命をどう使っていくかは、私たち自身の決断。最後まで諦めない勇気が心の『あな』を埋める。皆使命がある

2015/03/01

MI

主人公は妻子を亡くし、一時は自ら命を絶とうとさえ考えていた。  ある日、旧友から一緒にリトルリーグの監督の誘い。断るつもりが、子ども達の純粋さ、懸命さに惹かれ、監督になることを承諾する。  チームのなかで、守備も打撃もできないティモシーが気になる。  彼は「毎日、毎日、あらゆる場面で僕らはどんどんよくなる」と「あきらめるな、あきらめるな!絶対絶対あきらめるな」が口ぐせで自分や友達に向けて声援を送っていた。その声援が次第にチーム全体に広がり、奇跡を起こす。作者は読み手に人生を優しく諭し、その感動に涙した。

2022/11/07

katsubek

新聞書評を読んで。折しも高校野球がたけなわである。懸命に野球に向かう姿が経糸となり、そこに別れと出会いとが絡んでいく。半ばあたりで物語の行く末が見わたせるようになる。無論、見わたせたからと言って魅力が減じることはない。それを言い出したら、タイトルがもうそこへ連れて行こうとしている。だから、それはあまり問題にならない。もの足りなさを言うならば、「みんないい人」だということと、子どもたちのキャラクターがもう少し描かれてもいいかもしれないということか。「あらすじ」的な物語ではあるが、心が温かくなる。お薦め。

2017/08/10

R

絶望から再生する物語でした。主人公が、自分を取り戻していく過程も重要だが、その切欠となる少年との交流、そして少年自身の行き方について、二つの面から、生きることへのひたむきさが伺える内容でした。淡々と、物語は起伏少なく進むのだけども、よいお話でしたと、言葉少なに感想をかみしめる本だったと思います。

2019/01/19

舟江

図書館6月の読書会のために読んだ。児童書のような内容で読みながら恥ずかしくなってきた。内容を日本語で表すとすると「今を生きる」かなぁ~。なんて考えてしまった。また、英語は話し言葉、日本語は書き言葉だとも思った。

2019/04/23

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