新編 怪奇幻想の文学4 黒魔術
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新編 怪奇幻想の文学4 黒魔術 / 感想・レビュー
あくび虫
テーマが「黒魔術」だけに、かなりこてこてで、怪奇系を読み慣れていない人は戸惑いそうです。――お気に入りはブラックウッド『五月祭前夜』で、品格と雰囲気のある秀作。ウェイクフィールド『彼のもの来りて…』は、てきぱきした筆致と古式ゆかしい悪の魔術師像が良い。『変身』は分かりやすくマッケンスタイル。オーガスト・ダーレス『ロスト・ヴァレー…』の、テンプレート的な原始宗教と、いかにもアメリカンな背景の融合が味わい深い。アイザック・ベシェヴィス・シンガー『魔女』は、好みからは外れるけれど印象的。次巻も楽しみです。
2023/11/06
timeturner
魔女、悪魔、魔術師、魔導書など黒魔術に関する短編13編。どの作品も人間の知恵や力では対抗できない宇宙的恐怖を扱っているだけに、逃げ場のない恐怖をひしひしと感じさせる。四方八方に喧嘩を売っているような植松靖夫さんの解説がやたらに面白かった。
2023/10/23
gibbelin
アイザック・バシェヴィス・シンガー「魔女」 これはもはや、バービーvsゴジラだ!
2023/11/05
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