水木しげるの戦記選集 (ミッシィコミックス)
ジャンル
水木しげるの戦記選集 (ミッシィコミックス) / 感想・レビュー
ふさたろう
岡本喜八監督「肉弾」を思い出す。現実のものとも思われない不条理な世界。死が日常に転がっていて、過酷なはずなのに、世界を構築する精神そのものがナンセンスギャグのような。小2の娘が読みたがったため、「総員玉砕せよ」を読み聞かせる。「『処分』って何?どうして処分されるの?」とたずねる。「玉砕(自らの命と引き換えに攻撃)の命令に反したからだよ」と話すと、「規則を守らなかったのなら仕方ないね」と言った。娘よ、規則を守ることが大切なのではない。何のための規則か、何が最善の道か、無関心になることなく考えて欲しい。
2010/08/14
ぷくらむくら
戦争の狂気をこれでもかと描きつつ一部あっけらかんとしているのは水木しげるならではなのだろう。こんな時代があったのだということを忘れてはいけないとつくづく思う。
2018/03/09
百式改(公論サポーター東海)
よくぞ生還されたと。
2017/08/15
感想・レビューをもっと見る