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アジアン・ジャパニーズ

アジアン・ジャパニーズ

アジアン・ジャパニーズ

作家
小林紀晴
出版社
情報センター出版局
発売日
1995-04-15
ISBN
9784795818224
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アジアン・ジャパニーズ / 感想・レビュー

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みーなんきー

LINEのタイで働く女たち、の記事からこの本を知った。アジアを放浪する若者達の多くにきっかけを与えた本だとか。自分の新入社員時代、自分探しの旅に出る若者というのが、一時増えた。自分も会社の生活をしながら何か違うな、旅に出たいな、と何度も思ったものだった。その当時、国境を行き来しては自分の求めるものを探し続けていた人たちが、たくさんいたのだな。この書の興味深い点は前半で、出会った人の紹介をし、後半で、その人達が旅の後に、どんな結論を出したか、追跡取材している点。他人の紹介を読みながら自分の人生を重ねてしまう

2017/12/21

内緒です

本を買うときは大概がジャケ買いだが、特に表紙に強い衝撃を受けてジャケ買いをした。旅をした青年のルポ。しかし、「旅っていいなぁ」といった理想郷を描いた本ではなく、「生きる」ということを考えさせられた本。出逢い、働くとは、日本とは、旅とは、…。文章だけでなく、写真にも魅せられた衝撃的な一冊。

2011/07/09

もちお

日本で息苦しさを抱えている人は旅に出てもいいのでは。ただ旅に取り込まれないように注意しないと、戻って来れなくなりそう…。自ら命を絶った青年が壁に残した言葉が印象的。彼も東大医学部生で人の羨む人生をおくっているように見えて、抱えきれない悩み、葛藤があり、何かを追い求めていたのだろうか。短期間の旅行の方が楽しめる、という旅行者の声が意外だった。

2024/04/29

tenkawa

★★★★☆☆ 僕自身はあまり旅をすることなくこの歳まで来てしまった。旅への憧れはいつだって誰になったって、ある。夫になったって親になったって。この本の中には、長いアジアの旅に出た人々の様々な思いや行動が綴られている。その覚悟や決心や軽やかさは、人を描いていて、人を写し撮っている。筆者は写真家なので、眼差しがおおらかで少し引いている。 旅は楽しいだけのものではない、旅の日常に埋没する、という言葉に愕然とする。日本かそれ以外かという対比を実感するためには、外から見る。でも頑張るところは内。

2020/05/16

max99

すごく興味深かった。旅先ですれ違う人達・・・。沈没しちゃってる人達もいるけど、びっくりするような冒険を続けている人たちもいる。そういう人達が日本に帰ってきてどうなるのか?ってのはすっごく興味がありました。海外に一人旅に行った時は、なんで海外に来てまで日本人同志で群れなきゃならないんだ?ってあえて日本人を避けちゃってたんだけど、こーいう切り口があったか・・・って思った。写真もいいですね。なんだかんだ言ってもやっぱり日本、日本人が好きです。

2011/01/20

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