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孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

作家
瀧森古都
Noritake
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2016-03-10
ISBN
9784797385472
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ジャンル

孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと / 感想・レビュー

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みかん🍊

移動図書館の館長をするミツさんと児童養護施設で暮らす宏夢、二人は狭い小屋に短い紐で縛られた柴犬を救うため誘拐を企てる、犬と人間それぞれが繋がっていって奇蹟を起こす温かい物語、人は自分の居場所を探す、夢を叶えたらみつける事ができるそれは大切な人がいる場所、犬は人間に寄り添い孤独を埋めてくれる大切な存在。

2016/04/19

aquamarine

前作同様、とても優しいお話です。3つのお話それぞれの主人公は家族の問題を抱えていて、対面する現実は本当に悲しく読んでいて辛いのですが、題名通り彼らは犬に救われ、前を向いて歩き出します。綺麗すぎて、全く現実味はなくてドラマの脚本を読んでいるような感じはありましたが、割り切って読めば、彼らが変わっていくのはとても素敵でした。ただ、私は犬を飼ったことも、身近に犬がいたこともないのでこのような感想になりましたが、普段から犬と一緒にいる方は全く違う印象を持つのかもしれません。

2016/11/28

えみ

孤独の果てで待っていてくれたのは、「犬」という友達だった。哀しくて、辛くて、もう何もかも諦めてしまいたい…人さえ人を信じることが出来ない世の中で、犬はどこまでも人を信じて待っている。どんな環境に置かれてどんな惨い仕打ちを受けようと、人という自分勝手な生き物を許さないという選択肢は選ばないでいてくれる。「家族」に傷を持つ孤独な者たちが、犬の優しさ忠実さに触れて、疑心暗鬼だった他人との心の距離を少しずつ縮めていく感動の物語。泣いてもいい、それは弱さじゃない。読者をもそっと包んでくれるような温かさに涙腺が緩む。

2023/02/11

どぶねずみ

これは『悲しみの底で猫が~』の続編だと言うが、内容はどちらを先に読んでもわかりやすく書かれている。私は無類の猫好きだと思っているので、こちらの「犬」は読まないつもりだったのに、ストーリーは「猫」よりも心に染み込む内容だったと思う。犬の方が猫よりも記憶力があるので、5年会わなくても仲良くしていた人間のことはよく覚えている。失ってしまった空白を犬の記憶が呼び起こして、一人一人の思い出を犬が繋いでくれた良いお話だった。

2019/06/10

ミーコ

「猫が教えてくれたこと」が、とても良かったので こちらも読んでみました。『猫』の方が大きく感動はしましたが、こちらも良かったです。ただただ 宏夢が可哀想で・・・ 何回も「捨てるくらいなら、俺のことなんて産まなきゃ良かったのに…」って言うセリフが胸に刺さります。「もし事故にあって俺が死んだって、悲しむ家族はいないから…」って小さいながら 孤独過ぎて心が痛くなる。皆々 孤独を抱えて生きているんですね。ミツさんも紺野はんも、途中迷いもしたけど宏夢も最終的にはハッピーエンドになって安心しました。また読んでみたい

2016/05/22

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