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たった一人の30年戦争

たった一人の30年戦争

たった一人の30年戦争

作家
小野田寛郎
出版社
東京新聞出版局
発売日
1995-08
ISBN
9784808305352
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たった一人の30年戦争 / 感想・レビュー

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thayami

30年の任務遂行。その過程における投降機会と、機会喪失に繋がる誤解の積み重ね。著者の責任感、根源は軍の”洗脳”による疑心暗鬼。地元住民との接点が生活の糧であり、外の世界の情報源。東京オリンピックのNewsを如何に解釈したのか・・・。仲間が”減る”中で、任務と”生”への意思が印象的。一方、帰国後の杓子定規な厚生省と、様々なバッシングは現代にも続く悪しき慣習?何故著者がブラジルへ移民せざるを得なかったのかは、同じ日本人として考えさせられることが多々ある気がする。

2016/08/01

Miyoshi Hirotaka

玉砕訓練から180度転換し、生きるための勉強。中野学校では国賊の汚名を着ても、生き恥をさらしても生き延びて任務を遂行せよと教えられた。残置諜者としてジャングルに隠れ、ゲリラ戦を継続。救出活動さえ敵の謀略として撥ね付け、上官の命令が口達されるまで30年間戦った。2015年は日清戦争120年、日露戦争110年、大東亜戦争70年の終結。その昔、人々は命を惜しむなと教えられ、死を覚悟、身近な死が生が輝かせていた。平和な時代に命の大切さを教えることは命がけでやることの否定ではないはず。安閑とした生き方に喝が入る本。

2015/01/15

おかむら

抜群に面白いという噂は聞いてて読んでみたかった小野田さんの自伝をやっと読む! ホントに面白いわコレ! 30年間ジャングルで本気で戦ってたんだ! 疑り深さがすごい! 陸軍中野学校にも興味出てきたわ。読後wikiみてたら、この本フジテレビで単発ドラマになってた。小野田さんを中村獅童、仲間の兵士を西島くんとギバちゃん、見つけた若者を堺雅人と素晴らしすぎるキャスティング! 見たかったー。再放送してくんないかなー。

2017/09/24

バトルランナ-

小野田さんと言えばB&Bのギャグくらいしか知らなかった。新聞の死亡記事を読んで凄い人なんじゃないかなーと思ったが、この人凄いわ。陸軍中野学校出身だったんだ。だからこそ30年もルパング島に潜伏してたんだ。スパイの全部息を吐いてから耳元で囁くように話すとか。(忍者の話し方らしい)戦後日本の拝金主義への嘆き。家族の大切さ。ブラジルで牛泥棒に弁護士と軽機関銃で対峙するところとか痺れる。小野田さんを発見した冒険家鈴木紀夫さんとその家族との交流など宝石箱のような本です。新聞の死亡記事はこの本からの抜粋だったのが残念。

2014/01/28

るな

あまりにも過酷で壮絶な小野田さんの30年間。終戦を知らなかった(信じなかった)ことや、迷うことなく略奪や殺人を繰り返したことに疑問は残るけれども、「戦争は続いている」というのが極限状態の彼の中では真実だったのだろう。読み終えた後に、小野田さんの本にはゴーストライターがいるということを知って、何だかモヤモヤ。

2017/10/07

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