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妖怪旅日記 (ホラージャパネスク叢書)

妖怪旅日記 (ホラージャパネスク叢書)

妖怪旅日記 (ホラージャパネスク叢書)

作家
多田克己
出版社
同朋舎
発売日
2001-11-01
ISBN
9784810427288
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妖怪旅日記 (ホラージャパネスク叢書) / 感想・レビュー

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ホークス

2001年刊。妖怪がらみの史跡や伝説についての紀行集で、二人の妖怪研究家が執筆。一行には水木しげる氏、京極夏彦氏、荒俣宏氏など妖怪人脈の面々が加わる事もある。全体に、長閑でユルい同人誌の感触。その関係を愛する京極氏の寄稿も楽しい。取材に訪れた高知県物部村(当時)の「いざなぎ流大祭」は、過疎のため継承に苦労する状況。儀礼や作法には陰陽道、仏教、神道が混ざり合っている。日本の民間信仰は、この混淆を基本的特徴とするらしい。現代の「かくれキリシタン」も、同様な民間信仰の一つと考えられるかも知れない。

2022/12/29

小川香織

★★★雑誌『怪』に掲載された妖怪探訪記を一冊にまとめたもの。水木しげるさん、荒俣宏さん、京極夏彦さんの最強トリオと、多田克己さん、村上健司さんの最悪コンビが繰り広げる妖怪珍道中。京極夏彦さん描き下ろし漫画付き。実に楽しい旅ですね、古くからの神社や寺はよい。「妖怪好きに悪い人はいない」こういった妖怪探索者たちの生の姿が伝わってきて、妖怪ファンにはたまらない内容になっています。

2015/06/18

紅独歩

多田克己と村上健司の妖怪伝説を巡るドタバタ道中記。京極夏彦が最後にオイシイところを持っていく。伝説の「水木しげる:魔王の木槌振った事件」の詳細なレポが読めただけでも満足。もう10年も前の取材だが、それがかえってその後の各人の活動にどう活きたのかが伺えて興味深い。ただ、記事は時系列にそって収録して欲しかった。

2009/02/24

羽毛

何も考えず借りたがけっこう古い本だった。しかし水木御大は変わっていない...。京極氏が太ったり痩せたりを短いスパンで繰り返しており、お身体が心配になってしまう。しかし最近お見かけした限りでは老けてはいらっしゃらないのだよなあ。「妖怪最悪コンビ」については申し訳ないがよく知らず、ギャンブルなど旅先での行動も誇張があるとは言えちょっといただけない感じ。とにかく色んな意味で「濃い」面子の集いなのだということはよく分かった。

2014/11/10

かー

妖怪最悪コンビこと多田さん・村上さんに加え、京極先生や水木先生が出てきては妖怪や秘祭に興奮している本。これは楽しかった!妖怪の説明本ではなくて、妖怪好きが色々やってる話なんで妖怪に興味ない人も楽しめると思う。悪友スキーさんにおすすめ。

2009/08/19

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