東京伝説 溺れる街の怖い話 (竹書房文庫 HR 39)
東京伝説 溺れる街の怖い話 (竹書房文庫 HR 39) / 感想・レビュー
夢追人009
このシリーズの浅沼テイジさんのイラストはSF風の味で素晴らしい出来栄えですよね。定番の女性が変態男に襲われるパターンもいいですが連続するとマンネリにもなりますし、その他にも読ませる話はありますので成るべく変わった話を紹介しますね。『メール』「上を見てごらん(^-^) /」たった今別れ話を終えた恋人からのメール着信。見上げると、彼が飛び降りてくるのが見えた。『卵』彼女が別れ話を切り出すと、ペットショップで南米産の虫の卵を買ってきては携帯電話の耳側の穴に詰め込む男がいる。孵化した幼虫は細く半透明で見つけ難い。
2022/05/03
そのぼん
普通の人たちのあったら怖い話を集めた短編集でした。かなり粘着質なイメージで、ゾクゾクしました。
2012/10/29
ヒロくま
再読なり。人怖ですよ。怖すぎ。でもまた読んでしまった。さんざん怖がらせられた後の最後の「風呂ぶた」でほんのり終わるのが良い。
2017/04/28
hannahhannah
東京伝説シリーズ第九弾。「オニカサゴ」の食糞はイカンだろ。「ブラシ刑」の頭蓋骨削り取って犬の糞を入れるのも強烈。犬や猫が殺される話も多くて気分が悪い。異常者だかなんだか知らんが、ぶっ飛ばしてやりたくなる。一人暮らしの女の部屋に変質者が侵入してくる話と女が別れ話を切り出したら男が豹変するいつもの話もある。ただ、今回は男が別離を伝えたら女が襲ってくる話もあった。最後の「風呂ぶた」は著者自身が体験した不思議な話。著者がまえがきで、「殺人は今や、カップラーメンやファストフードのように国民的なものになった」などと書
2017/01/25
猫丸
殺されるのは決定済みとして、どのように殺されたいですか。「絆」を最も必要とするのは凡百の刑事犯罪者なんである。自棄の念に苛まれた人が純正の個人主義者であるならば他者に視線が向かうことはない。「道連れ」なんて思考が浮かぶ時点で社会的な絆への信仰を告白したのと同断。他者を害するなどと面倒なことを考えるのが健全とされるのだから、ご苦労なことだ。ヒトサマの物語の1ピースとして殺されるのはかなわんなあ。純粋遊戯として(レクター博士!)殺されるなら仕方ない。
2021/11/14
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