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平山夢明

平山夢明 写真=森山将人
職業・肩書き
作家
ふりがな
ひらやま・ゆめあき

プロフィール

最終更新 : 2019-11-18

1961年、神奈川県川崎市生まれ。小説家、映画監督。法政大学を中退。大学時代から自主制作ホラー映画などを手掛ける。『週刊プレイボーイ』(集英社)にて、デルモンテ平山名義によるZ級ホラー映画のビデオ評論から執筆活動をスタート。同名義にて、1997年発売の『新「超」怖い話(8)』(勁文社)や、1999年発売の『新「超」怖い話(Q)』(勁文社)などの編集を担当。1988年に初の短編が『ぼはなん』(編集・著:ぼはなんプロダクショイ 新書館)に掲載。1994年にノンフィクション作品『異常快楽殺人』(角川書店)が発売。1996年に『Sinker―沈むもの』(徳間書店)で小説家デビュー。

1999年発売の『東京伝説―呪われた街の怖い話』(角川春樹事務所)で始まる「東京伝説シリーズ」や、2000年発売の『怖い本〈1〉』(角川春樹事務所)で始まる「怖い本シリーズ」など、シリーズ作品を複数執筆。2004年公開の映画『「超」怖い話 A 闇の鴉』にて原作と出演、2005年公開の映画『深夜ノ墜落』では監督を務める。2005年発売の『異形コレクション 魔地図』(光文社)に掲載された『独白するユニバーサル横メルカトル』が、翌年「第59回 日本推理作家協会賞 短編部門」を受賞。2006年発売の短編集『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社)は、『このミステリーがすごい!2007年版』(宝島社)にて国内第1位に選ばれた。2006年発売の『いま、殺りにゆきます』(英知出版)は2012年に映画化。2009年発売の『ダイナー』(ポプラ社)が2010年に「第28回 日本冒険小説協会大賞」を受賞、2011年に「第13回 大藪春彦賞」を受賞した。同作品は、2018年にコミックス化、2019年に『Diner ダイナー』として映画化。

2019年には『あむんぜん』(集英社)を出版を記念したイベントを大阪で開催。「HB ホーム社文芸図書WEBサイト」にて、2019年より『Yellow Trash』を連載。ダウンロードサイト「ラジオデイズ」にて、「平山夢明の「ヤリボンこきまSHOW!」シリーズ」などの対話放談作品を販売。執筆のほか、さまざまなインタビューに回答、ラジオ出演なども務める。著作にはほかに『メルキオールの惨劇』(角川春樹事務所)、『鳥肌口碑』(宝島社)、『つきあってはいけない』(角川春樹事務所)、『ふりむいてはいけない』(角川春樹事務所)、『ゆるしてはいけない』(角川春樹事務所)、『他人事』(集英社)、『暗くて静かでロックな娘』(集英社)、『ミサイルマン』(光文社)、『デブを捨てに』(文藝春秋)、『ヤギより上、猿より下』(文藝春秋)など。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

2006年
『独白するユニバーサル横メルカトル』第59回日本推理作家協会賞 短編部門
2011年
『ダイナー』第13回大藪春彦賞

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玉城ティナのウェイトレス姿に「超かわいい!」 藤原竜也主演映画『Diner ダイナー』の最新予告映像に歓喜の声

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 藤原竜也主演映画『Diner ダイナー』の最新予告動画が公開された。これまで謎に包まれていたヒロイン・オオバカナコ役が玉城ティナであることも明かされ、「ティナちゃんのウェイトレス姿超かわいい!」と話題になっている。

 蜷川実花が監督を手がける同作は、平山夢明の小説を原作とした作品。藤原演じる元殺し屋の天才シェフ・ボンベロが店主を務める会員制ダイナーを舞台とした物語だ。ダイナーではボンベロに買われた女・オオバカナコがウェイトレスとして働いているのだが、今回公開された予告編ではカナコ役が玉城だと判明。玉城は水色のウェイトレス衣装を身に纏い、危険なダイナーとボンベロに翻弄されていく。

 ダイナーに訪れる客は、人殺しを生きがいとする危険な人間ばかり。映画には窪田正孝、本郷奏多、斎藤工、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキなど計10人の豪華俳優陣が殺し屋役で出演する。予告編では彼らのビジュアルも解禁となり、それぞれインパクトの強い姿で登場。「傷だらけの窪田君が美しすぎない!?」「小栗旬の妖艶な感じが最高にハマってた」「戸惑うティナちゃんがクレイジーさを引き立ててる…

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藤原竜也「俺は、ここの“王”だ!!」映画「Diner ダイナー」インパクトがありすぎる特報に反響続出!

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 映画「Diner ダイナー」の公開日が、2019年7月5日(金)に決定。映画の詳細とあわせて特報映像が解禁され、ネット上で「特報だけでわかる、面白いやつやん!」と話題を呼んでいる。

 同作は平山夢明の小説を映画化した作品で、主演・藤原竜也×監督・蜷川実花が初のタッグを組んだ一作。オオバカナコは出来心で怪しいバイトに手を出したばかりに、一瞬で普通の生活から転落。とあるダイナーに、ウェイトレスとして売られる羽目になった。店主と名乗る男は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。毎日が極限状態の“最高にブッとんでいる世界”を舞台に、物語は一瞬たりとも目が離せない展開へと加速していく…。

 特報では藤原演じるボンベロが、「俺はぁぁ~、ここのぉ~、“王”だ!」と歌うように発するセリフからスタート。さらに、「ここは会員制の店・ダイナー。客は全員が人殺し。皿の置き方1つで消されることもある」と衝撃的な言葉を続ける。作中に登場する蜷川が手掛けたダイナーは色彩豊かだが、とても不気味な雰囲気が漂う。

 否が応でも期待が高まる特報映像に、視聴者からは「赤色のこだわり方がハンパなく…

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店主も客も、全員殺し屋…平山夢明『ダイナー』が蜷川実花×藤原竜也で映画化決定!

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『ダイナー』(平山夢明/ポプラ社)

 平山夢明の小説『ダイナー』が、藤原竜也主演で映画化されることが分かった。原作ファンからは、「藤原竜也主演の時点で面白い作品と確定」「やべー! これは楽しみすぎる!」と大反響が巻き起こっている。

 原作小説は2009年に刊行され、「第28回日本冒険小説協会大賞」「第13回大藪春彦賞」を受賞。店主から客に至るまで“全員殺し屋”の「ダイナー」を舞台に、ウエイトレスとして放り込まれたオオバカナコの姿が描かれた。映画は「Diner ダイナー」のタイトルで、2019年に公開予定。

 監督を務めるのは、蜷川実花。「さくらん」「ヘルタースケルター」に続く3本目の監督作品で、色彩美豊かな美術品やアクションなど蜷川にしか描けないファンタジック・ワールドが展開されるという。

 同作で藤原が演じるのは、「ダイナー」の店主を名乗る“元殺し屋の天才シェフ”・ボンベロ。藤原は映画について、「全てをさらけ出し監督と対峙して1カット1カット作り上げております。僕の中でも異質な映画であり、キャラクターも独特なので、模索しながら、役に向き合っています」…

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 宮部みゆきの『ソロモンの偽証』や乾くるみの『イニシエーション・ラブ』など、2015年も数多くの小説が映画化&公開された。9月以降も、伊坂幸太郎の『グラスホッパー』や有川浩の『図書館戦争』といった人気作の公開が控えているが、そんな中、すでに完成しているにも関わらず上映が決まらず、「するの? しないの?」とファンをやきもきさせている作品が存在する。  “人体標本を作る男”エドワード・ゲインや、“赤い切り裂き魔”アンドレイ・チカチーロといった、世界中を震撼させた殺人鬼のノンフィクション作品『異常快楽殺人』(1994年)、“和製『羊たちの沈黙』”と呼ばれる傑作でありながら、入手困難のため高額で取り引きされている『SINKER 沈むもの』(1996年)。そして、人の不幸をコレクションする男・オギーの依頼で、自分の子どもの首を切断した女の調査に赴く“俺”物語『メルキオールの惨劇』(2000年)といった作品を生み出してきた平山夢明だが、時代の先を行き過ぎていたのか、同氏が世に知れ渡ったのは、2006年に刊行された『独白するユニバーサル横メルカトル』という短…

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 本田翼が表紙を飾る雑誌『ダ・ヴィンチ』4月号では、春にぴったりの“ギフト本”を大特集。シチュエーション別に、プレゼントにぴったりの本を贈るコツや、著名人たちが選んだプレゼント本などを紹介している。

  実話集「『超』怖い話」や「東京伝説」シリーズで人気の小説家・平山夢明が読者にプレゼントするのは下記3冊。

■『ブレイブ』 グレゴリー・マクドナルド/著 安藤由紀子/訳 新潮文庫 (品切中) 「『ブレイブ』は貧困のドン底でニッチモサッチモいかなくなった居留地に住むインディアンの男が家族の為、遂にスナッフフィルムに自分を売り飛ばすという話。単なる頭の悪い騙され男の物語かと思いきや、そこには実に複雑な自分ではどうしようもできなかった哀しい運命があるのさ。男なら人の不幸をここまで読み解けるようにしておかなくちゃな」

■『町でいちばんの美女』 チャールズ・ブコウスキー/著 青野 聰/訳 新潮文庫  「お次は酔いどれ作家ブコウスキーの面目躍如な逸品だ。短編集だが、人は必ずしも人を救えるわけじゃない、どんなにそいつを救いたくても……そんな、とてつもなく哀しいことを…

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注目の新刊 『暗くて静かでロックな娘(チャンネー)』 ダ・ヴィンチ2013年2月号

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俺が彼女と出会ったのは、腐った町の腐った便所――。盲目の美女ロザリンドとのロマンスを描いた表題作ほか、愚かで卑しくて貧しい人間たちの生態を赤裸々に描いた10の短編。前作『他人事』よりもさらに過激に洗練された露悪性は、読者を深い悲しみへと誘う。

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平山夢明 「小説は現実で当事者となったときの一つの示唆」

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 はぐれ者、嫌われ者、ごくつぶし、ろくでなし、英雄──死を迎える様々な人間たち。さらに愛情や“からっぽ”といった「概念」も死を迎える。鬼才・平山夢明は、新刊『或るろくでなしの死』(角川書店)で、ありとあらゆるものが死にいく過程を描いた。

 「この連作短編集では、みんなが大事にする善なるものを踏みにじっていく者の精神を書きたかったんだよ」  子どもの頃に与えられた物語では、善は必ず悪に勝利し、美しい精神は汚されず、永久に輝き続けることが約束されていた。だが、成長するにつれ、真善美が最後に勝つとは限らないと、否応なく気づかされるのがこの世の中だ。

 「それでもたいていの人は自分はまっとうな人間だと思っていて、それは実際にそうなんだろうけどさ。ただ、残虐な事件を起こしたり、鬼畜の所業を平気でする人間は特別な怪物で、自分たちとはなんにも共通点がないんですよ、というふうには、あんまり書きたくないんだよ。というよりも、俺にはそうは書けない。

 なんでかって言うと、そういう連中と同じ心理が、必ず自分の中にあるからなんだ。もし、ないっていう人間がそんなに多いのならば、…

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