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聖夜 (SHYノベルス295)

聖夜 (SHYノベルス295)

聖夜 (SHYノベルス295)

作家
榎田尤利
ヨネダコウ
出版社
大洋図書
発売日
2012-12-22
ISBN
9784813012634
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聖夜 (SHYノベルス295) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

初読。すれ違い続けても、思い続ける愛。2作、短編ともにい話だった。

2013/03/16

JUN+

17歳から10年後の再会、さらに10年後の元同級生を描いた表題作のほか、挿絵画家と担当編集者を描いた『名前のない色』、表題作のラストからさらに10年近く経った見逃せない展開の書下ろし『GRAY』が収録され、かなりの読み応え。『名前のない色』は、どうしようもなく脆い男達の弱さと必死さに引き込まれた。『聖夜』は長い年月に渡った二人の想いの軌跡だけでも胸が熱くなるし、少年の日の大切な宝物をずっと心にしまっている純粋さや、絆の深さや縁というものに強く感じ入るものがあった。榎田さんの作品ってリアルですごく好きだ♪

2014/02/17

このん

イラスト買い。『名前のない色』藤野は編集者で作家が本を出すにあたり、画家の水窪の絵を使いたく、通う様になる。水窪は綺麗な男。いつしか惹かれはじめ体の関係を持つ様になるが、水窪には忘れられない男がおり、心までは通じあえない。『聖夜』アマチとシマは17歳で高校の同級生。時々触りっこをする様な仲良し。アマチはシマが好きだったが、親の離婚により北海道を離れる事になった。27歳で再会するが…37歳から一緒に暮らし始め47歳の現在。「死ぬまで一緒に…いたいです」の言葉が好き。榎田さんは初期作品が好き(3195)

2013/01/17

Kaoru

まだ携帯が普及しておらず、ポケベルだったりするのが時代を感じさせたけれど、古臭さはない。今ほど文章に軽妙な洒脱さはないが、説得力は相変わらずで上手い。『聖夜』では沖縄の再開シーンでつい落涙してしまった。『名前のない色』は藤野が逃げ出してからの展開が面白かった。ラストの砂浜でのシーンは色彩とともに美しい情景が目に浮かんで秀逸。

2014/07/20

そらねこ

凄く良かった…。17からずっとお互いを想っていたが、家庭の事情で離れ離れになってしまう二人。10年後、偶然再会した時にはお互い恋人が…。結ばれてしまえば傷つける人が居る。そして再び、心を残しながらも別れる道を選んでしまう。好きなのにお互いの手を取ることが出来ない二人。もう、ずっと切なくて胸を締め付けられっぱなしでした…。やっと二人が結ばれたのは更に10年後。結ばれて本当に良かった…と泣けました。そして最後、同性婚の重要性を再認識しました。

2017/01/09

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