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リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

作家
エリック・リース
伊藤 穣一(MITメディアラボ所長) (解説)
井口耕二
出版社
日経BP
発売日
2012-04-12
ISBN
9784822248970
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あらすじ

シリコンバレー発 注目のマネジメント手法



リーン・スタートアップとは、新しい製品やサービスを開発する際に、作り手の思い込みによって顧客にとって価値のないものを作ってしまうことに伴う、時間、労力、資源、情熱のムダをなくし、時代が求める製品・サービスを、より早く生みだし続けるための方法論です。



■新しいことを始める人すべてが起業家

著者自身が、起業で失敗を重ねる過程で得た考え方ですが、それは会社を興す人にかぎらず、企業や組織のなかであっても新しい事業を始めようとする人にも役立ちます。

本書のなかでも、「スタートアップとは、不確実な状態で新しい製品やサービスを創り出さなければならない人的組織であり、そこで働く人は皆アントレプレナー(起業家)である」と語っています。



■「構築―計測―学習」のフィードバックループ

リーン・スタートアップは具体的には、「構築―計測―学習」のフィードバックループを通して、まず要となる仮説に基づいて実用最小限の製品(MVP)をすぐに作って、実際に顧客に使ってもらった実験結果から、成長につながる価値を学ぶ(検証による学び)という工程をくり返します。

その中で、仮説に対して結果が違ったら、そのまま進むか、あるいは方向転換(ピボット)するかを選びます。

その判断基準も、いっときの成果ではなく、事業として継続できるかどうかを見る、著者ならではの鋭い指摘が示されています。



■リーン・スタートアップの本質は、不確実で先が読めない時代への挑戦

本書の中でたびたび登場する言葉が「不確実な状況」であり「価値」です。

著者はロケットの発射のように綿密な計画を立て、わずかでも仮説が間違っていたために悲惨な結果を招くよりも、自動車の運転のように状況に応じで進路を変えながら進んでいく操縦法が起業においては重要であると説きます。

先の見えない不確実ないまの時代、失敗をくり返さなければすばらしい新製品は開発できず、価値を正しく見極め、失敗をムダにしないためのアプローチがリーン・スタートアップです。

リーン・スタートアップ / 感想・レビュー

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thayami

仮説を立て、検証しながら、モノを生み出す。前進しながら常に検証。基準は、顧客ではなく戦略、根底に流れる「軸」。頭に浮かぶAgile。フィードバックループ、ピボット、あるいは5WHYSなど、考え方によっては目新しくないかもしれないが、腹落ちしやすい論旨。ふと考えさせられたのが、”無駄”やリスクの優先度付け。概念の精度を左右するため、(解は不要も)今一歩踏み込んだ議論が欲しかった気がする。敢えて付け加えると、記載事例は多彩だが、若干冗長的な印象。

2019/06/17

Miyoshi Hirotaka

「リーン」とは「ぜい肉がない健康体」という意味で、トヨタの生産技術を起業やソフト開発に応用しようとするもの。ところが、このルーツを辿るとわが国が誇った巨大戦艦製造に行き着く。緊迫した国際情勢を背景にした世界一への挑戦により、工期短縮、材料管理、量産技術でイノベーションが起きた。このノウハウは、戦時中の艦船増産だけでなく、戦後、造船、自動車、家電などの業界に伝播し、高度経済成長を支えた。生産大国日本を支えたオリジナルの考え方は、苦闘を伴って生み出されたのだ。目の前の課題や試練へのヒントは古典の中にある。

2014/03/07

犬こ

とにかくやってみよう型の正しいと思うアントレプレナーは少しでも早く行動に入りたくてうずうずしており、戦略の分析に時間をかけたがらない。顧客と通り一遍の話をしただけで、すぐに開発を始めようとするのだ。しかし顧客は自分たちが何を望んでいるのかよくわかっていないものであるため、このようなやり方では正しい道に進んでいるという錯覚に陥るだけだ。φ(..)

2016/12/31

g.shikada

スタートアップの目的は実験なのだ、と説く本。必要最小限の製品を作ってアーリーアダプターに評価してもらい、顧客が求める方向に方針を修正する。これをせずに開発を続けると、完成形ができたのに、誰もそれを欲しがらないという事態が起きる。

2019/05/12

ふろんた

あまりしっくり来なかったかな。この本自体もリーンスタートアップしてるのだろうか。

2016/07/19

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