桜の咲く頃、僕は妹と再会する。 (美少女文庫)
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桜の咲く頃、僕は妹と再会する。 (美少女文庫) / 感想・レビュー
えすてい
妹は死んだ。それは抗いようのない事実。だけど、閻魔を殴ってまで現生での「未練」を成就するためにタイムリープし4日間だけ兄と過ごすことに成功。従って天国で永遠の安息につくことはできなくなり、4日後兄も死んだ妹と過ごしたことの記憶すらなくしてしまうけど、新たな道を歩み始めた兄の下に現れた父親の後妻の連れ子となって転生した。深く重い物語と思いきや、ページ数はさほど多くなくあまり深刻にならずに読める。だけど、読んだ後に多少涙はあるかもね。決して抜き要素だけではない。このドラマ性は重要だと思う。
2017/05/10
まつだ
本文わかつきひかる、イラスト樋上いたる、妹ものって、完璧すぎる布陣。すっとんきょうな始まりだけれど、そこはわかつきひかる。最後はみな救われて終わる。レーベルで読まれないのだとしたら、不幸せなことだ。まじおすすめ。
2017/06/10
えすてい
ジュブナイルポルノ小説で「輪廻転生」はあまり見られないパターンである。ヒロインに限らず登場人物が生き返ってたった短い時間だけ過ごし、この世から消えていき共に過ごしたことも記憶から消されてしまうのも異例の物語。そして生まれ変わりとの対面で願いの成就。絵師が樋上いたるとあってKeyらしい「泣き」をもたらしたのは、決して悪いことではない。近年ファンタジーものが多い中で「泣きゲー」を彷彿とさせる、物語は新鮮だ。わかつきひかると樋上いたるの「共同製作」だと読んでる度に滲み出てくる。でも基本はわかつき路線全開。
2017/05/08
えすてい
3年前に死んだ妹。ある3月の日、その妹が突然タイムリープして主人公の下に帰ってきた。諸事情により4日で消えなければならないし、消えたら妹のことを忘れてしまうかもしれない主人公。だけど、この4日間は決して「奇跡」じゃなかった。現在不本意な大学に身を置いてる主人公にはある目標に立ち返ることができた。もとい、それは妹の死によるしこりが尾を引くものであったが。だからこそ、主人公は新しい道を見出し、ラストで新しい出会いに結びついた。樋上いたるとのコラボで、Keyらしい泣きゲーを彷彿とさせる。ハッピーエンドで。
2017/05/05
守屋鴉
わかつきひかる&樋上いたる、のタッグは知る人にはあの二人が‼と胸熱であるが、世間一般では誰その人である、だがそんなことは微塵にどうでもいいのである。デリカシーがないと憤る桜子であるがお前こそムードが台無しだよと言いたいが女はこれがいいのか。一番ウケたのはもう黙っててくれと懇願する場面。
2019/04/27
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