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去年ルノアールで 完全版 (マガジンハウス文庫 せ 1-1)

去年ルノアールで 完全版 (マガジンハウス文庫 せ 1-1)

去年ルノアールで 完全版 (マガジンハウス文庫 せ 1-1)

作家
せきしろ
出版社
マガジンハウス
発売日
2008-12-05
ISBN
9784838770106
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去年ルノアールで 完全版 (マガジンハウス文庫 せ 1-1) / 感想・レビュー

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メイ&まー

えっ、ルノアールって本当にあるんだ!というのからして地方在住の者にしてみれば驚き。えっ、そしてこれエッセイなの!?せきしろさんと思しき「私」が繰り広げるルノアールでの妄想劇場。この感覚、まさに昭和の風情な喫茶店で、ひたすらぼへーっとしているのそのもの。要はたまに退屈で眠くなりながらも絶妙に居心地がよい。深く考えず構えず読むのが最高。

2014/10/12

あんこ

担当の美容師さんに勧められてドラマを見ながら読んでいました。そのせいか星野さんのあのゆるい声で脳内再生されます。おもしろすぎた。無気力文学、と呼ばれる意味がよくわかりました。妄想エッセイとのことですが、絶妙な妄想でした。最終的にハッと我にかえりつつも緩いところがまた堪りません。ドラマもあの界隈好きには堪らない設定でした。

2014/09/30

みつりんご

私はキザで嫌みな女である。付箋紙を脇におき読書に勤しみ印象に残ったアレコレを読書サイトに投稿し悦に入る。しかしたまには付箋紙いらずの書物にも出会う。それが本書である。全面せきしろ氏の妄想による喫茶店ルノアールでの出来事。爆笑エッセイの穂村弘さんは母性本能をくすぐるがこちらは何故か絡んで虐めたくなる魅力(?)がある。なにも本を読むということはその言葉を全て自分の血肉にする覚悟がいるものではない。心の隅にある小さな汚れをぬぐってくれるそんな笑える一冊です。

2014/11/22

つゆき

喫茶室ルノアールにて書いたと思われる妄想エッセイ。著者はエア読書をしながら人間観察をしているに違いない。妄想たくましい男、せきしろ。(呼び捨てスイマセン)また一人、妄想の使い手を発見してしまった。時事ネタ多め、マニア向けの妄想は後に引きずらない。ルノアール店内にあると言われる、ふっかふかの椅子が気になる。極上の座り心地を体験したい!その時まで、スタバ化の波に抗い続けていて下さい。

2010/05/01

あんこ

再読。まだ森進一も離婚していなくて、児玉清もアタックチャンスしていて、タモリさんもアルタでいいともしていた頃があったのだなあ、とそう遠くない過去を懐かしみながら、新年早々ルノアールの無気力エッセイ。無気力で笑えるのに、観察力というか想像力(妄想力?)抜群。

2016/01/02

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