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虹色の童話 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

虹色の童話 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

虹色の童話 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

作家
宇佐美まこと
出版社
メディアファクトリー
発売日
2008-06-21
ISBN
9784840123488
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虹色の童話 (MF文庫ダ・ヴィンチ) / 感想・レビュー

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❁かな❁

レインボーハイツという灰色の古いマンション。そこの住人達はそれぞれ問題を抱えている。民生委員の千加子は気になり度々訪れる。宇佐美さんの作品を読むのは4作目。ずっと陰鬱な空気が漂い、ぞわぞわする感じで怖いけどとても読みやすい。長編だけど1つ1つの事件が丁寧に描かれてまるで連作短編のような雰囲気。DV、ネグレクト、嫁姑問題など日常にある闇を描かれる。レインボーハイツで次々と起きる殺人。一体どういう事なのか誰が悪いのか気になり一気読み。『少女たちは夜歩く』や『角の生えた帽子』の方が好みだけど今作も面白かった。

2019/01/15

ゆみねこ

レインボーハイツとは名ばかりのくすんだ灰色のマンション。そこには育児放棄された5歳児・瑠衣がいた。地域の民生委員・千加子が不幸な住民たちを救うのかと思いきや…。マンション住人に次々に起こる不幸な事件、さらにそれだけでは終わらない恐ろしい「童話」。ぞわぞわと怖い1冊でした。

2017/09/21

きさらぎ

短い中にもいろんな人間模様が詰まっていて、ギュッと濃縮されている。単なるホラーじゃない。なぜこのタイトル!?負の感情が詰まっていて、全然「虹色」じゃない。 実は怖いグリム童話になぞらえていて面白かった。

2017/12/10

roomy

初宇佐美まこと作品。面白かったけど怖かった〜。人間表だけじゃなく裏があるんですよね。ほんと怖いわ。後味はよくないけど、まぁすっきりしたと言ってもいいのかも。他の作品も読んでみたいな。

2013/12/01

マサキ@灯れ松明の火

「レインボーハイツ」…築35年をこえた、古びたマンション。民生委員の千加子は、足繁くこのマンションに通う。育児放棄されている瑠衣を「外」の世界に救い出す為に…しかし、レインボーハイツに住むもの達に不幸が続く……千加子と瑠衣と続く不幸を繋ぐ1冊の絵本……ジワジワと闇は滲み出し……いつしか、人の心を闇が覆い尽くす…1度…闇に絡め捕られたもの達に逃れるすべはない………

2012/11/10

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