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モールの想像力: ショッピングモールはユートピアか

モールの想像力: ショッピングモールはユートピアか

モールの想像力: ショッピングモールはユートピアか

作家
大山顕
出版社
本の雑誌社
発売日
2023-08-26
ISBN
9784860114824
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モールの想像力: ショッピングモールはユートピアか / 感想・レビュー

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ネジ

★★★★☆ モールを舞台、テーマとした作品を種々引用し、モールの魅力に迫る内容。ユートピアとしてのモールに重きを置いた時、バックヤードの存在をどう捉えていくかが、モールの今後進展のカギとなるとした。 ①モールやそのフードコートで過ごした体験を共有する世代が生まれている。この世代にとって、それは世界共通である。 ②伝統的な屋台ではなく、モールにこそ現代の生の大衆社会がある。 ③バックヤードを隠して成立するユートピアに違和感と、現代のバックヤードツアー(現実)を見せつけ幻想を抱けない問題は対立している。

2024/01/08

きゅー

高島屋史料館TOKYOで行われた展覧会「モールの想像力」展を元にした一冊。この本も読み応えのある一冊だが、せっかくならこの展覧会に行きたかった。モールは街そのものであると言い、古き良き商店街をモールが破壊したのではない、その継承者としてモールが存在するのだと説いている。そのうえでバックヤードという概念を導入し、見えない場所(モールの外側)、はざまの時間(展覧会や祭の準備の時間)を裏返して表へと現出させる。展覧会におけるその仕掛けが大胆かつ精密であったことが伺われる。ユートピアとは無時間の場所。

2024/05/01

日本橋高島屋の企画展示に追補を加えたもの。論点として特に新しいものはない(いつもの大山顕)だが引用がカラフル。『サイダーのように言葉が湧き上がる』は未視聴なのではやく観ようと思った。

2023/09/04

nxjvy

面白い展示だったので、この本も読みました。描き下ろしの対談がとても良かったです。紹介されている映画や曲も見てみたいと思いました。

2024/01/25

長老みさわ/dutch

読む年齢層で意見が割れそうな内容だなっと思った。 ワタシ世代だと百貨店の全盛期から凋落期を経てのモール全盛期として捉えるので、少なくともワタシは百貨店でも買う当てなく周遊していた。 また、都市部と地方都市、「都市ではない地方」とも分けた視点があるべき。 ワタシ世代なら百貨店とモールを「地」と「図」で説明するひともいるだろう。 ちょっと消化不良かな。

2024/01/07

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