KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

生きることを考えるための24問

生きることを考えるための24問

生きることを考えるための24問

作家
小浜逸郎
出版社
洋泉社
発売日
2011-09-02
ISBN
9784862487995
amazonで購入する

生きることを考えるための24問 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

テツ

大昔にサカキバラの事件が起きた頃、ガキの発した「なぜ人を殺してはならないのか」という問いに識者とやらの集団が即座に答えられなかったということがあった。この世界には万人が納得する答えなど決して導き出せない問題が山積みされている。そうした難問に対して自分なりの答えを自分の歩んできた人生を通してうすぼんやりとでも創り上げてきた人間を大人と呼ぶのではないだろうか。もうオッサンとなったぼくたちが倫理学的な思考の積み重ねをきちんと行う姿を見せることが次代に続くこどもたちへの示しになるのだと思っている。考え続けろ。

2021/05/30

ichiro-k

タイトルの24の問いの中に気になるものがあり購入。しかし、内容はご都合主義で、著者こそ「ルサンチマン」に陥っている。例えば、著者は「人は何のために生きるのか」という問い立てでは、究極的に「死」が答えになってしまい、「死ぬために生きる」というまったく「無意味」なものになると主張し、「人はいかにすれば自分の生を充足させうる意味や目的を作り出せることはできるか」というように問いの外にでるべきだとしている。共感できた部分は、太宰治の青年期のデカダンスを綴った部分。『太宰治は「死のうと思っていたが」たまたま正月に知

2011/10/09

Hisayoshi Ikatsu

なぜ人を殺してはいけないのか、人はなぜ死ななければならないのか、人は何のために生きるのか。著者は「人生には意味や目的など一切存在しない」と主張している。 哲学的論理を組み立てるうえで、問いの立て方を考える時に参考になる。

2017/02/20

モルモル

なんだか生きてるのが虚しいなあという時に読んだのですが、24問を丁寧に解き明かされるうちに不思議と心が元気になりました。 やみくもに励まされるのではなく、根拠を与えられて勇気付けられた感じがした。 いい本だった…!

2018/02/25

感想・レビューをもっと見る