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仕事論

仕事論

仕事論

作家
藤村忠寿
嬉野雅道
出版社
総合法令出版
発売日
2019-02-07
ISBN
9784862806635
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「仕事論」のおすすめレビュー

名物ディレクターが語る『水曜どうでしょう』がローカル番組なのに大ヒットしたワケ

『仕事論』(藤村忠寿、嬉野雅道/総合法令出版)

 北海道発の超人気ローカル番組『水曜どうでしょう』。大泉洋さんと鈴木貴之さん(=通称ミスター)が出演するこの番組は、1996年から2002年までレギュラー放送され、その面白さが口コミで広がり、ローカル番組なのに全国放送されるまでに至る。レギュラー放送終了から15年以上が経過した現在でも全国で再放送されており、その人気ぶりは東京キー局が制作する番組にまったく負けていない。

 かくいう私もこの番組が大好きだ。特に大笑いした企画が、四国八十八か所完全巡拝の旅。大泉さんが四国の細いうねうね道を車酔いに苦しみながら巡拝し、不満がたまってディレクターにぼやく。無茶な巡拝スケジュールに押されて心がすさみ、岩屋寺で悟りを開いたかと思えば、パンの取り合いでディレクターとケンカする。この企画が再放送されるたびに「ありがたいな~」という気分になる。大泉さんが放つ苦悶の表情と怒声に誰もが笑うはずだ。この番組は視聴者に元気を与える。

『仕事論』(藤村忠寿、嬉野雅道/総合法令出版)は、『水曜どうでしょう』を制作した名物スタッフ、チ…

2019/3/6

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仕事論 / 感想・レビュー

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岡本

やはりこの二人の哲学は面白い。現代社会では憔悴して忘れてしまった働き方の本質を貫いている様な二人。辛い社会を嘆く声が多い中、歳を重ねれば重ねるほど面白いという声は若者に希望を抱かせてくれる。二人の思う「面白い」をこれからも楽しみたいと思った。

2019/05/23

おさむ

水曜どうでしょうの名物ディレクター2人の対談を通した仕事論。肩の力がほどよく抜けていて、読んでいてほっこりする。新入社員さんに読ませたいなぁ。でも、これって北海道の土地がもたらす賜物だと思います。道内にいるとわからないんだけど、外に出ると実感する。奇しくも2人は道外出身ですが、こんな風な考えになり、また自由に番組づくりが出来たのは北海道が持つおおらかさゆえではないでしょうか。しかし、どうでしょうのDVD450万枚も売れたんだ‥‥。凄い。

2019/04/17

ぐっち

ダンナと息子が「水曜どうでしょう」に最近はまり、過去のを掘り返して見ているので読んでみた。藤村さんとうれしーがどういうことを考えながら「どうでしょう」を撮ってきたのかと語ってくれる。ビジネス書っぽく重要そうなところに色付けしてあるが別にノウハウではなく、2人の考え方・生き方についての話。「一生どうでしょうします」「『どうでしょう』は僕たち自身でもあるんです。」

2019/06/15

なるみ(旧Narumi)

さらっと読了でした。

2019/03/28

フク

水どうD陣の仕事の捉え方。結局は「好きにしてください」と似たような結論になる。 * 常に次の展開を考えているという藤やんに、次の展開をわからなくなったと言わせる絵ハガキ2のみすたさんはさすが。 * あとがきのうれしーの一言は救われる。

2019/11/08

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