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クリスマス・ピッグ

クリスマス・ピッグ

クリスマス・ピッグ

作家
J・K・ローリング
ジム・フィールド
松岡佑子
出版社
静山社
発売日
2021-10-12
ISBN
9784863896390
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クリスマス・ピッグ / 感想・レビュー

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☆よいこ

児童書。JKローリング版トイストーリーか不思議の国のアリスか。大事にしてきたブタのぬいぐるみDPが、高速道路の窓から投げ出されてしまった。最低のクリスマスイブ。夜中に高速道路へ探しに行こうとしたジャックは、突然動き出したおもちゃたちに驚く。ジャックは、クリスマス・ピッグと一緒に「失(しつ)の国」に乗り込みDPを連れ戻そうとする。失の国にいられるのはクリスマスイブの夜だけ。「失(しつ)」に見つかると永遠に元の世界には戻れない。様々なモノたちに助けられつつ、ジャックはDPを探す▽アニメ化しちゃえばいい。

2021/11/12

きむこ

児童書。ぬいぐるみの友人『DD』を取り戻すためデイックとクリスマス・ピッグが挑む冒険物語。大切に扱われていた『モノ』達が捨てられたり失くしたら行く世界が『失』の世界。不思議な国のアリスのようなお話だけれど、JKローリングさんが書くと闇の部分が強調されるので明るいファンタジーではなくもっと感情が描かれている物語。捨てられたモノ達は自分は捨てられたのではなくちょっと忘れられているだけだと信じていてその気持ちが切ない。自分が使っている全てのモノはちゃんと大切にしないという気持ちにさせてくれる素敵な作品。★4

2021/11/19

Nyah

ライナスの毛布のように、ジャックはブタのぬいぐるみを大事にしている。DP(ダー・ピッグ)と名付けたぬいぐるみは不安も幸せも分かち合うジャックの親友。ある年のクリスマスイブ、義理の姉になったホリーが高速道路で走行中の車窓からDPを投げ捨ててしまう。恐慌に陥ったジャック。運転していたおじいさんは探しても見つからなかったと。無理矢理連れて帰られたジャックは、ホリーがお詫びにくれたクリスマス・ピッグ(CP)が気に入らない。だけど、CPが無くした物の行く『失の国』へDPを探しに行こうと誘う。大事な物と決別と愛情の話

2022/01/03

みーなんきー

子供の本にしては骨太で、読み進めるのに体力と根性を要しました。ジャックが愛するぬいぐるみD Pを探しに行くところからの新世界が複雑でリアルで、時々立ち止まってイメージを作りながら読みました。低学年以下ならこわいかもしれないですね。

2022/12/27

まろまろ

おもちゃたちの持ち主に対する想いがいじらしい。形のあるものだけではなく、野心や楽観や希望まで失われていたとは。 どんなものにも魂が宿るのかもしれないと思うと、感謝の気持が高まるような。

2022/01/29

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