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パンダのうんこはいい匂い

パンダのうんこはいい匂い

パンダのうんこはいい匂い

作家
藤岡みなみ
出版社
左右社
発売日
2022-08-18
ISBN
9784865280951
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他人から見れば自分も「よくわからない誰か」。文筆家・藤岡みなみによる“身近な異文化交流”を描いたエッセイ集『パンダのうんこはいい匂い』インタビュー

 文筆家・ラジオパーソナリティ の藤岡みなみさんによる自身初のエッセイ集『パンダのうんこはいい匂い』が発売された。本書はインパクトのあるタイトルが示す通り、中国でのパンダの飼育員体験が ユーモラスに描かれた一編から始まる。  だが読み進めていくと、転校続きだった小・中学生時代、大学で出会った留学生とのもどかしいコミュニケーション、同居する中国人の義理の両親とのカルチャーギャップといったエピソードを通して「他人と自分を隔ている壁」について思考を深め、決して「ユーモラス」の一言では片づけられない、ズッシリと読み応えのある1冊となっている。

 現在公開されている本書の「はじめに」を読んでいただければ、語るように軽やかなリズムでグイグイと心の奥深いところに連れていってくれる藤岡さんのエッセイの魅力の一端を味わっていただけると思う。  エッセイ集に込めた想いを聞いた、本インタビュー記事とあわせて楽しんでほしい。

『パンダのうんこはいい匂い』 (藤岡みなみ/左右社)

ーご自身初のエッセイ集、とても素晴らしかったです! 全編書き下ろしの力作ですが、本書を書き始…

2022/9/14

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パンダのうんこはいい匂い / 感想・レビュー

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とある内科医

YouTube「哲学の劇場」で紹介されていたことを受けて、図書館から。普段なら手に取らない種の本だったが…思いがけない出会いに繋がった。才能という言葉を実感し得た貴重な本。どの辺りが、と聞かれたら全部、としか答えられない。視点の鋭さ、高い感性、明快な文章。まえがきの時点で降参してました。

2022/11/30

ゆみのすけ

タイトルのインパクトにやられて手に取ったエッセイ本。パンダLOVEな著者が中国四川省へパンダ飼育のボランティアに行った話。祖父母と行ったラスベガスで苦手な英語に苦しめられ散々だった話。3月に行った滝行で寒さに震え死にそうだった話。有精卵を温め卵が孵化し、ひよこちゃんと過ごした日々。作成したドキュメンタリー映画をマーシャル諸島で上映した話。などなど、とにかく話題が豊富で、次はどんなエッセイが飛び出してくるのかとワクワク。好奇心が旺盛で行動力があり、人生を楽しんでいるのが伝わってきた。

2023/02/23

milk tea

パンダにまつわるエッセイだと手にとってみたものの、ほぼ違ってた( ´Д`)・;'.、 異文化体験というのだろうか。 話し方は控えめのようだが、その場その場での馴染み方が半端でない。アグレッシブ。 しかも、しっかり楽しんでいる。 これでいいのだ。

2022/10/18

ズー

タイトルに惹かれて読んでみたのだが…。びっくりするぐらい面白い!藤岡さん、まだ若いのに色んな経験しすぎ!そのまま書いても面白いであろうエピソードを、これまたさらに面白く読ませる表現力にも恵まれており、この人一体なんなんだ。好奇心の塊。いいことも悪いことも全部面白おかしく糧にしている。なぜそんな新しい世界に飛び込む勇気があるのか。藤岡さん…追いかけていきたい。

2023/04/27

たいちーらぶ

子供の頃、転校が多かった経験から今でも2年に1度ぐらいのペースで引っ越しをする著者。いろいろな土地で多くの出会いを経験し、人との交流で経験する様々な初体験を異文化とし分析する。向いていないと知ることには価値がある。向いていないことの方が多いかもしれないが、やらざるを得ないこともある。これには激しく共感。国籍や人種をバリアフリーにし「私は地球人ですけど…」という空気は、読んでいて爽快だったし、やはりいい匂いだった。

2022/10/23

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