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21世紀に『資本論』をどう生かすか

21世紀に『資本論』をどう生かすか

21世紀に『資本論』をどう生かすか

作家
鎌倉孝夫
佐藤優
出版社
金曜日
発売日
2017-10-18
ISBN
9784865720235
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21世紀に『資本論』をどう生かすか / 感想・レビュー

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zoe

土地所有に関する見解が資本論的に分かれる。土地は借りる方がいいとされる。が、売ったり買ったりする。原価償却はしないが、利潤は生む。でも今時は自然も資本のうちという方向がでていそう。労働者が株を全部もったら、株価はどうなる?ゼロになる!?

2018/02/25

ゆうきなかもと

まあ、難しい。 内容を理解できたかどうかすら、自信がない。 ただ資本主義がある種のフィクションならば、ビットコインもありなんだろなって思ったよ…。 あと、根本的に労働者の労働がなければ、資本主義が成り立たないとしたとして、将来的にAIとかが労働価値を生み出すこともあるのかもなんて妄想も掻き立てられました。 マルクス資本論も20年前はほぼオワコン扱いでしたが、一周回って妙な説得力あるもんだと感じました。

2018/01/15

Happy Like a Honeybee

労働力の商品化の結果、資本が生産過程を支配して、資本主義が自律可能なシステムとして存在する。 資本の本源的蓄積。価値尺度論など理解しやすい。 財産は労働所得を得ている人間と、財産所得を得ている人間に二分化される。 ODAの軍事化。 資本論をいかにして理解するか…。

2018/01/10

元よしだ

佐藤優さん部分引用。貯金よりも株のほうが安定しているとか、少額の株をどんどん買わせようと政府が誘導。たとえば無税だった投資額を100万円から200万円に上げました この政策はイデオロギー的な要素が非常に強い。労働者に資本家だという意識を持たせようとしている。しかし、それはいざというときの予備費以上のものでも何でもない。賃金の変動の中の一部の予備のものを、イデオロギー的に資本家の一部だと思わせる。こういうトリック。

2018/01/28

モッチー

週刊金曜日主催の資本論講座(全3回)の講義録。共著者のうち鎌倉孝夫がレジュメに従って資本論の経済理論を解説し、時折それに佐藤優が補足を挟む、という構成である。宇野理論、それも株式=擬制資本のフィクション性を強調し、人間としての労働者の実体性を重視する鎌倉説の立場から解説している点や、主体思想の意義を肯定的に解説する点などは、同じ共著者の『はじめてのマルクス』と同様。一読した感想はかなりハイレベルで難解だったというのが正直なところ。どうやら、受講生の少なからぬ人達は相当の上級者だったようである。

2023/10/10

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