「30万人都市」が日本を救う! 〔中国版「ブラックマンデー」と日本経済〕
「30万人都市」が日本を救う! 〔中国版「ブラックマンデー」と日本経済〕 / 感想・レビュー
田中峰和
デフレは進行するが、格差と分断はますます顕著になっている。失業率は改善しているというが、正社員は増々減少し、非正規雇用が増え続ける。アベノミクスで失業率が下がり自殺率も下がったといわれる。確かに安倍政権発足以来、自殺数は3万人を割り込んでいるのも事実だ。非正規雇用が増えれば、税収も減少し、中間層が増々増税に苦しむ。国としても同じこと。都市部から税金を回さなければ維持できない人口減少都市が増え続ければ、大都市の維持も困難になる。人口30万都市が日本を救うという論旨は理解できるが、具体的な施策が見えない。
2016/01/06
hixxxxki
地方創生といっても地方全部じゃなくて、中核都市に資源を集中させようとのこと。
2017/05/01
まやま
どっかなの書評でみて、図書館で借りた本。自分にとって、とても興味があるテーマで、きっと共感できるだろうと思うんだけど、斜め読みで期限がきてしまいました。
2016/03/12
いしくろ
第1章はアベノミクスの問題点と消費税増税の悪影響について。第2章はたいとるになっている30万人都市について対話形式の文章で書かれている。難しい数式や金融理論など無いので読みやすい。
2015/12/29
taroyan
アベノミクスの第一の矢、金融政策のレジームチェンジが功を奏し上向きかけた経済を消費税増税が大きく水を差す結果になったいまデフレ脱却レジームの再構築が必要だ。お三方の鼎談で低所得者層の救済には、まずなによりも経済成長が必要であり、金融政策を担う日銀は物価の安定と雇用の安定を目標に政策を実行すべきとの議論と地方創生のあり方を提言し、里山資本主義をばっさりと。最後に田中先生の経済学の視点から日本の安全保障について端的に解説されていて必読です。
2015/10/11
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