解禁随筆集
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解禁随筆集 / 感想・レビュー
hasegawa noboru
<彼がいなかったら「私」はいなかった>とまでいう「師匠」に関する論、随筆というより「私小説」だろうまさにこれは、傑作。「藤枝静男論 会いに来てくれた」。<ひとりの作家の古層または核心>本質、<本人をつくっている核><私小説の素>とは<例、性別(原文2字傍点)、肉体、親、子、運命、郷里、妻、夫、結核、難病、災難、貧乏、それらは実体であり、否認出来ない本人の所有物である><そんな「私」は国家対抗的な武器であると共に、他者に奪われてはならない私的存在=現実なのである>。ところが<その私的個別性、私的領土、それを
2024/03/24
うさぎや
解禁というか今のうちにというか、新旧様々な随筆等々。しかし主張は一貫している。旧作が予言だと言われるのも仕方ないくらい、どんどん悪い方へ傾いていく現実が浮き彫りにされていく。
2024/02/16
mick
いろいろ考えさせられた。物の見方、考え方の難しさ、思い込みに惑わされぬようにすることの難しさ、生きることの難しさ。考えれば考えるほどわからなくなり、へこたれてしまいそうだ。最後に残るのは猫だけ。
2024/03/12
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