声を聞きたい: 江戸雪歌集 (塔21世紀叢書 第 254篇)
声を聞きたい: 江戸雪歌集 (塔21世紀叢書 第 254篇) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
#短歌 #江戸雪 どのように生きてもいいと子に言えりうとうとと歯を磨くうしろで #返歌 生きていてくれればいいと子に言えりどこどこどこどこ太鼓の後ろ
2016/04/16
しなの
ああ、こんなうたが好き。
2016/09/09
Kaoru Murata
のびやかでやわらかい歌い方に惹かれる。大阪の方だなあと実感させられることもちらほら。川をモチーフにした歌が好きだ。/うっとりと飛んでいる鳥たたかいと訣別したる翼ゆらして/昆虫はやわらかくなり人間はうすくなり死は秋の奥底/声はなた風にもどってなくなって見えるかぎりの川面がひかる/どの声もあなたを呼ぶにふさわしくないよ京町掘で待ちつつ/木津川はわたしのからだのなかをゆくように思えて明日も笑おう/どの川も海への途中 水門がしずかに話すように上がった/みずからの深さを見つめているような川は流れて冬が深まる/
2015/05/20
はち
大阪短歌チョップで購入、やっと読めた。(なお、まだ読めてないものがちらほら)塔短歌会ではお世話になっています。第五歌集。二部構成になっている。第一部では子供の成長を見守る歌、第二部では相聞歌メインの印象。最新歌集で避けて通れない河野裕子さんの死と東日本大震災もうまく歌われている。関西、特に大阪の地名がよく出てくるが、そこまで嫌味ではない。不思議だ。「どんぐりに目を描きたればおそろしく机の隅にいつまでも置く」「便箋に書いたことばは風となる小さくたたみまた会おうきっと」「もういちど逢うなら空をつきぬける鳥同士
2015/03/14
はち
再読。伸びやかな歌い方に惹かれる。先日初期の歌集を読んだが、それと比べてもよりシンプルに、より深みのある歌である。大阪の橋や川が嫌味ではなく歌われている。
2016/06/11
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