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クリストファー男娼窟

クリストファー男娼窟

クリストファー男娼窟

作家
草間彌生
出版社
而立書房
発売日
1989-03-25
ISBN
9784880591230
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クリストファー男娼窟 / 感想・レビュー

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芍薬

悲惨で残酷な毎日。鮮やかすぎる幻覚。死こそが唯一の救い。

2012/06/13

non

表題と、「離人カーテンの囚人」「死臭アカシア」の3篇。なんというか、表現があからさまというか、汚いというか・・・。耐えられず、何度も読むのをやめようと思ったけど、結末が知りたくて読んでしまった。読んで、読まなきゃ良かったと思った↓ 全く救いがない。死ぬことでしか、終わらすことが出来ず、死が安らぎとも思えるような「生」。虚しい。 ただ、「離人カーテン」の主人公キーコに起こる幻覚や幻聴というのは、作者の実体験も混ざっているのかなと思いながら読んだ。作者に絵や創作という、自己表現の手段があって良かった。

2010/09/22

nawatobi

現代芸術(アートの方がなじみ深い)で有名な草間弥生の小説。オシャレで軽い文章では決してない。収録されている三篇は各一話一冊本読むと思って心しないと体力がキツイ。ファンファジーで論理破たんしている訳ではないので少しづつ読んで行けます/舞台が変わろうとも逃げられない生と性。最後の話は想いとしては報われたのかな。

2012/07/18

りず

難解なんだけど、意外とサクサク読めたかな。アーティストとしての本人の印象もあって、神経症的な描写に自伝かと思ってしまった。退廃的な詩のような文章は意外と好みだった。ただ、作中の人々のような、あんなにも生きにくい人達にはなりたくないな、と。

2011/11/08

trash

2編目の『離人カーテンの囚人』は傑作。最後まで全く救われない話。それに作者独特の文章がいい。草間弥生の小説なんてほとんど知らないのだけど、ちゃんと読んでみようかな。

2010/02/28

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