KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

僕の小規模な失敗

僕の小規模な失敗

僕の小規模な失敗

作家
福満しげゆき
出版社
青林工藝舎
発売日
2005-09-25
ISBN
9784883791958
amazonで購入する

僕の小規模な失敗 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

目黒乱

いや素晴らしい。素晴らしいわ。じたばたしながらもちゃんと前に進んでる青春。ダメ人間かと思いきや実は意外と行動力がある。コマ割りが細かい。とても小さなコマにも、ちゃんとエアコンとか新聞紙とか書き込んであって感動する。印刷工場(?)の描写もいい。

2014/10/10

兵士O

福満さんはヤンマガWebで「妻と僕の小規模な育児」を読んでいるので知っています。行きつけの古本屋でこの本を見かけ、福満さんの若い頃の生活に興味がわき、購入しました。密度の濃い漫画でした。一コマ一コマに全精力をつぎ込んでいるのが分かって、なかなか読み進められませんでした。その中で思ったのは、福満さん自身が投影されている主人公が常に心の中では、暗い、後ろ向きなことを言っているのにもかかわず、実際の行動では、具体的に、前向きに動いていることです。「僕には漫画を描くことしかない!」と思っているように感じましたね。

2021/11/18

Toska

久々に読み返したが、やっぱりものすごい怪作。若さゆえの闇雲な自意識と鬱屈、それを上回る行動力と漫画家としての才能が一人の人間に同居する稀有なケース。将来に不安を感じた挙げ句、ホームレスにまでインタビューしてしまう。「くっ…こんな人の方がまだ僕よりかはモテる世の中なのか…」というのがたまらなく可笑しい。自分にとってははるか昔の物語だが、現役の鬱屈した若い世代がこれを読んだらどう感じるのだろうか。

2022/11/29

訃報

「でも僕は…彼女をはなさない… 僕のために!!」クズは人のためでなく、自分のあまりの情けなさに泣きます。そうです。わたしもそうなのです。私小説もマンガだと面白い。マンガというメディアには、自己の客体化が必要不可欠だからだろう。

2014/01/22

yakinori

物凄くネガティブなんだけど、謎の行動力。学校の成績はよくないけど、思考は妙に論理的で筋が通っている。本当に不思議な人物である…とともに、激しく共感してしまう。

2014/04/25

感想・レビューをもっと見る