戯曲 あゝ、荒野
戯曲 あゝ、荒野 / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
昭和風なのにイチローなどの現代の要素が出てきてより一層、物語自体の煌きが増す。バリカンの「人に憎しみを覚えないのでちゃんとした人間になりたい」や「一人ならば饒舌だが、人に対するとどうしていいか分からなくなる」という言葉に只管、共感していたために彼が選んだ到達点が悲しくも清々しい。誰もが荒野を見ることはあるのだ。対して自信満々な信二もライバルとなったバリカンの真意を理解しつつも引き換えに得る栄誉との間で苦悩する姿は一種のエロシズムすら感じさせる。
2014/06/28
イシザル
蜷川さん演出の舞台のエンディング曲radioheadのcreepだったのか。歌詞と、サビに入れるエフェクターのガガっは、この夕暮マリーが書いた戯曲の世界観とピッタリ。観とくべきだった。
2019/03/06
まじゅ
舞台を見るので購入したが、結局観劇後に読んだ。
2011/12/10
kiho
臨場感と迫力がセリフからビンビン伝わる…実際の舞台を想像しながら読了☆生きる、という言葉が響いてくる。
2013/04/22
たっつぁん
台詞がビンビンにカッコいい!世界観がビンビンにカッコいい! 読んでて凄いことがわかる。
2012/08/11
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