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日本会議をめぐる四つの対話

日本会議をめぐる四つの対話

日本会議をめぐる四つの対話

作家
菅野 完
村上正邦
魚住 昭
横山 孝平
白井聡
出版社
ケイアンドケイプレス
発売日
2016-12-11
ISBN
9784906674688
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日本会議をめぐる四つの対話 / 感想・レビュー

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禿童子

「日本会議の研究」で一躍耳目を集めた著者・菅野さんによるインタビュー。リベラルサイドは「永続敗戦」の白井聡、菅野さんに先行して『証言 村上正邦』で日本会議を「発掘」した魚住昭。保守サイドは日本会議創設者の1人村上正邦と民族派右翼の横山孝平。対談で明らかになったのは「対米従属を脱皮して日本が独立国家として自立する道はないか」、「日本会議=安倍政権の憲法改正の主眼は9条ではなく緊急事態と憲法24条」という菅野さんの見方ではないか。日本会議を「日本のおっさん」「右の学生運動の延長」と総括するのはやや粗雑では?

2017/01/27

nori

This book seems to write for those who have read 日本会議の研究. Although I did not read it, I am sure that quality of the writer is poor and just like barbershop augment. So I am stilling feel ambiguous about Japan Conference. Is they mastermind of Japan?

2017/06/08

小川一輝

『日本会議の研究』によって多くの人に日本会議という存在を知らしめた著者の冒頭の言葉にまずは面食らってしまいました。「日本会議が何か掴めない」先行の本で大量のデータから綿密に日本会議を分析した著者をもってしても掴めない組織。安田浩一『ネットと愛国』では安易なナショナリズムに走る根拠がネットに触発された個人のルサンチマンに還元されていましたが、そのネット情報の大元を辿れば日本会議に辿り着くことに覚えた恐怖。長い年月をかけて地道に運動を続けた日本における真の市民運動。四つの対話で浮かび上がる日本会議の凄さ・浅さ

2017/01/28

Tom

第二次安倍政権とは何だったのか。本書を読むとそれが端的にわかる。一時期ブームになった日本会議だが、実はそれほどたいした権力は持っていない。神社本庁がバックに付いているだとか、アメリカの意向だとか、そういう陰謀論めいた理解を魚住昭氏は注意喚起している。現実はもっと複雑なのだ。複雑なものを複雑なものとして、わからないままに受け入れることが大切で、知性とはそういう力なのだ。とはいえそこまでショボい組織ではなく、学生運動から地道に積み上げてきた運動のノウハウの蓄積には目を瞠るものがある。リベラルにはそのような→

2023/05/24

Ise Tsuyoshi

「日本会議の研究」をさらに一歩進めた内容。日本会議のことを「自己啓発的なノリ」「日本のおっさんの悪いところを煎じ詰めたような集まり」「左翼をいじめたい」「要するにハラスメント」という分析は言い得て妙。日本会議を過大評価する必要はないが、事務的なノウハウの蓄積がきっちりしている分、分裂しがちな人権派や市民派の活動よりも影響力を持ってしまっている。本自体は面白いのだが、読み終わった後、これが事実だということにうんざりする。

2017/01/11

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