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考える葦

考える葦

考える葦

作家
平野啓一郎
出版社
キノブックス
発売日
2018-09-29
ISBN
9784909689153
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考える葦 / 感想・レビュー

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かみぶくろ

選ぶ言葉のチョイスとか文体とかリズムとか、内容以前にこの筆者が作る文章そのものが好きだ。

2018/10/31

アキ

本は「紙とインクによる彫刻」である。その装幀とは作品のポートレートのようなもので、作家でさえ刊行前に初めて見える事を知る。となれば1冊の本は作られた途端、作家から離れ読者のものとなる。そして愛する人がいなくなったときその人が繰り返し読んだ本のページを開くことで、その人の痕跡に触れることができる。装幀家は、紙の本をこの世に存続させ続けることが必要な理由のひとつなのである。『菊地信義の装幀』を読みたくなる評論。などなど冴えわたる評論。クリストファー・ノーランの映画の批評もいいわあ。

2018/11/17

yamahiko

秀逸なエッセイです。美しい文体と研ぎ澄まされた表現。創作のバックグラウンドを垣間見ることができました。

2018/12/15

ソングライン

文学、自作、芸術、時事の4つの章に別れた2014年から2018年に執筆されたエッセイ、評論集です。初めて感銘を受けたという京都大学時代の恩師小野紀明の講義集「西洋政治思想史講義」、作者著書の「葬送」の主役の一人ドラクロアと対立する新古典主義の巨匠アングルの弟子であるシャセリオーが臆することなくドラクロアの画法を取り入れる姿を語る「禍としての才能」が印象に残りました。

2019/04/13

のり

著者の小説作品の背景にある思索の試行のあとが散りばめられている。言及された書籍に未読が多く、理解できる章をつまみぐいして読んだ。前半の小説批評より、後半の時世批評がより興味深い。ビビットなテーマなこともあるが、氏の着眼点のユニークさが良い(例えば「ローン」と忖度の問題。つなぎ方も面白く、根底にある経済的側面を浮かび上がらせたのはもはやマルクス主義批評!)。文学的なやさしさ・温かさもやっぱり人を安心させる。いくらサヨクと呼ばれようとも、自己責任論に待ったをかける体温のある評言こそヒューマニズムだと思う。

2019/05/22

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