KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

現代SF小説ガイドブック 可能性の文学 (ele-king books)

現代SF小説ガイドブック 可能性の文学 (ele-king books)

現代SF小説ガイドブック 可能性の文学 (ele-king books)

作家
池澤春菜
出版社
Pヴァイン
発売日
2023-03-08
ISBN
9784910511375
amazonで購入する

現代SF小説ガイドブック 可能性の文学 (ele-king books) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ナミのママ

池澤春菜さんの監修で海外作家50人・国内作家50人(作品でなく作家)が紹介されている。「はじめに」によれば「今、本が手に入るか」「単著がある人を優先」「紹介ライター陣は新しい、やる気のある人」とのこと。親切な紹介で「SFに親しみがない方にも」や「SFを読んだ事がない人には…お勧めできない」などがありがたい。コラムも世界のSF賞、オンラインマガジンなど、過去からの流れと現在がわかる。付箋だらけになってしまった。参考にして書店に行き実物を見てみたいと思わせる一冊。

2023/03/10

チャーリブ

監修者は池澤春菜さん。本書が類書と違うのは、彼女が「はじめに」で書いているように「徹底して、今のSFを知るための1冊、という切り口」にこだわっている点でしょうか。だからか最初に取り上げられているバトラーやジェミシン、コワルは全く未読。その後に出てくるケン・リュウ、バチガルピあたりは少し読んでいますが、全体として見ると名前も知らない作家、特に日本の作家が少なくない。90年代は日本SFの「冬の時代」だとか。それに終止符を打ったのが大好きな伊藤計劃。早逝が惜しまれます😥。ガイドブックというよりSF読本?○

2023/05/25

なっぱaaua

「SF超入門」を読んだ後に声優で第20代日本SF作家クラブ会長の池澤春菜さんが監修したSFガイドブックを読む。ほぼ同時発売の2つでSF沼に誘導されている感じ。この本は今話題の作家紹介(海外50名国内50名)とSFに関するコラムが主な内容。短編を除き海外勢は3人しか読んで無かった。日本人は27人読んでた。SFは奥が深いな。SFの現在地をコラムでも教えてくれてとても楽しく読めた。大森望氏がTwitterで「一部作家ガイドの内容については中身のチェックがあまりにも足りてない」というのは少し気になる所。

2023/03/16

阿部義彦

同時期に『SF超入門』が出て、どっちを買おうかなと迷いましたが、こっちの前書きが池澤春菜さんですし、大森望、日下三蔵の名前もあったので即決でこの本を買いました。だーがですよ、目次の作家紹介 本来なら海外のはずなのに国内とはなんですか?この誤植を2ページに見つけてちょっと萎えました~。(笑)さて内容は今に相応しく流石、春菜嬢です。今手に入る最前線の作家を前に置いて、かと言ってクラシックにもしっかりと言及。私の好きなディックと筒井康隆もあって満足。そしてコラムのアフロフューチャリズム、ジェンダーSFが秀逸。

2023/03/22

緋莢

海外50人、国内50人の作家を紹介。さらに「アンソロジーのすすめ」(執筆者:日下三蔵)、「ライトノベルに確固たるジャンル築くSF」(執筆者:タニグチリウイチ)などの5つのガイド、「世界のSF大賞」(執筆者:大森望)などの 7つのコラムが収録されています。海外は勿論、国内でも知らない作家が多く、海外では現代スペースオペラの旗手として紹介されていたアレステア・レナルズ、人の可能性を背負い、AIと物語を織る作家と紹介されていた高島雄哉が気になりました(続く

2023/04/15

感想・レビューをもっと見る