KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

鼻のこびと

鼻のこびと

鼻のこびと

作家
ヴィルヘルム ハウフ
リスベート・ツヴェルガー
Wilhelm Hauff
Lisbeth Zwerger
池内紀
出版社
太平社
発売日
1999-06-01
ISBN
9784924330481
amazonで購入する

鼻のこびと / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

一杯のスープを飲んでしまったばかりに……。魔女の気まぐれに翻弄された7年間の悪夢。醜い小人に姿を変えられてしまった美少年は、魔女の料理人として働きながら、再び生まれ変われるチャンスを模索します。料理人として腕を磨くうち、ようやくその機会は巡ってきますが、それは死と背中合わせになった背水の陣でした。25歳の誕生日を目前に夭逝したドイツ人作家が19世紀に描いた物語。グリム童話を下敷きにしているようです。絵がとても美しいのです。

2015/06/13

☆よいこ

絵本サイズの読み物。リスベート・ツヴェルガーの絵がとても素敵▽靴屋の一人息子ヤーコプは、母が野菜を売るのを手伝う優しい子供だった。12歳のヤーコプは怪しいおばあさんに連れ去られ、7年間リスの姿に変えられ料理番をさせれらた。やっとの事で逃げ出したヤーコプは、リスの姿ではなくなったものの、長鼻で首のない妙な格好の小人になっていた。実の両親からも認めてもらえず、鼻のこびととして公爵の下で料理番として働き始める。▽ハピエン「あのいじわるな年とった女は、ヤーコプの体をめちゃめちゃにしたが、心はどうにもできなかった」

はる

面白いけれど、ちょっと怖い。独特の絵も印象的です。グリムもそうだけれど、ドイツ人って子供向けでも割りと平気で残酷チックなところがあるような。夭逝した作者の「どんないじわるを受けても、心は別のもの」というメッセージは素敵。

2018/05/11

ちえ

ハウフの『隊商』を子供の頃に読んだ。中身は忘れているけれど、やはりちょっと怖くて魅力的だった印象。この話が入っていたかはわからないが。これは不思議でちょっと怖い話。人の見た目をあげつらってはいけないということか。他の挿絵の本もあるようだが、この本の美しい絵がは魅力的。

2021/10/20

Maiラピ

ツヴェルガーさん目当てで手に取ったのだけど、お話のおもしろさに引き込まれました。先が読めなくて、いろんな展開になっていくのにドキドキ。テキスタイルのセンスのよさに、さすがツヴェルガーさん´ω`*

2012/08/22

感想・レビューをもっと見る