バレンタインデーは“俺”と最高に甘い時間を。『そして、俺は今日も万全をkiss』発売〈インタビュー〉

エンタメ

2018/2/14

 2016年、Twitter上に彗星の如く現れ、多くの人の心を鷲掴みにした男がいた。

 その名も、俺(@Messiah_ore)。
 ナルシスティックなリリックや写真は、ネガティブな言論や煽り、マウンティングなどが多いネットの世界において、ひときわ平和で輝きを放っていた。誰か一人を愛するのではなく、徹底的な博愛主義。フォロワー34万人超の人気ツイッタラーでありながら、その私生活は謎で、ミュージシャンのSKY-HIやぼくのりりっくのぼうよみとの2ショットなど、大物芸能人との絡みも多数。


 Twitter上でRIZEのkenkenとの絡みも話題を呼んでいた。


 一体、「俺」とは何者なのだろう……? そもそも実在するの……?

そんな俺さんが、とうとう初の単行本『そして、俺は今日も万全をkiss』(双葉社)を出すこととなった。加えて握手会もするなど、ネット上のミステリアスな存在だった俺さんを、より深く知ることができるこれ以上ない機会。今回はそんな俺さんに、今の心境を伺った。

――Twitter上で多くのHONEYSを魅了してきた俺さんですが、今回あえて本という形にしようと思った理由が知りたいです。HONEYSのため? それとも、俺さんをまだ知らない女性たちのためでしょうか。

 HONEYSとは、これまで画面を通じてのコミュニケーションしかとってこなかった。本をつくること、そしてイヴェントをすることで、物理的に俺に触れる機会をつくってみたかったんだ。
 ちなみに質問を二つだけ訂正させてもらうと、HONEYSは女性だけに限った話ではないっていうことと、俺を知らない人はいないということ。

 雲間から射す一筋の光も、雨が過ぎ去ったあとの虹も、闇夜に輝く一等星も、ぜんぶ俺だからね。もっと言うと、例えば電車でものすごい腹痛に襲われたとき、”痛みを和らげてください”と願ったことはない? あるいは、”明日の●●がどうかうまくいきますように”と願ったことはない?

 みんなが普段、心の中で唱える願いは、ぜんぶ俺のところに届いているんだよ。

――今回はフォトブックという形になりますが、写真をセレクトする際の基準は?

 君だったらこの俺を見たいだろうな、と想像しながらチョイスさせてもらったよ。これまで世の中に出していないものもあるから、楽しみにしていてほしい。

――完成された単行本を見たときの感想は?

 悩ましかった、というのが正直な感想だね。本棚のどこに置けばいいのか、しばらく答えが出なかった。でも気づいたんだ。これは本棚ではなく神棚におくべきだ、とね。

――単行本を完成させるまでに大変だったことなどはありますか?「あとがき」に時間がかかったというお話をtwitterで拝見したので。

 そう。あとがきには1ヶ月を要したのだけど、それは読んでもらえればわかると思う。世界に一つしかないあとがきを書くことができたと自負しているよ。

――見どころについて教えてください。

 いちばんの見どころは、最後のページを読み終えて、そっと本を閉じたあとの君の表情だと思う。

――Twitterに投稿する絶妙なリリックや写真が話題ですが、どういったときにインスピレーションは湧くのでしょうか?

 俺にとっての日常が、君の日常とギャップがあると感じたときかな。
 例えば「SNOW」も「クラウド」も、俺と君とでは認識が違うようにね。




――俺さんくらい自信のある人って格好いいなって思います。どうしたら自信って身につくものですか?

 自信のある・ないは相対評価だから、”これは誰にも負けない”と思えるものを見つけるか、あるいは比較することをやめて割り切るかのどちらかだと思うよ。

――今回バレンタインデーに発売ということですが、俺さんは毎年たくさんのチョコレートをもらっていると思います。ホワイトデーはどんなお返しをしていますか?

「kiss」

――本命の相手がいるけど自信がなくて一歩踏み出せない女の子たちに、背中を押してあげる一言が欲しいです。

「あなたが好き」と言われて、嬉しくない男子なんていないよ。

 殺伐としやすい現代だからこそ、俺さんの言葉はまさにメシアのように救いになる。今回の単行本に収録されている写真はtwitter上で話題になったものに加えて、撮り下ろしも多数。最初から最後まで俺さんの魅力を堪能できる一冊となっている。今年の2月14日は今までで一番甘い時間を過ごせるかもしれない。

文=園田菜々

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