宮城県・東松島市の仮設住宅から生まれたキャラクター、“おのくん”って? 絵本『おのくんと。はじめまして、おのくん』発売

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/12

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    『おのくんと。はじめまして、おのくん』(ソーシャルイマジン)

 宮城県の仮設住宅から生まれた絵本『おのくんと。はじめまして、おのくん』が2016年12月24日(土)に発売される。

 「おのくん」とは、カラフルな色をしたサルのぬいぐるみ。東日本大震災で被災した宮城県・東松島市の「小野駅前応急仮設住宅」に住む女性たちが、奥松島の復興を願って靴下を加工して作ったもの。毎日1日も休まずに「東松島を知ってほしい」「東松島に来てみてほしい」という思いを込めて、一針一針丁寧に制作し“里親”を募集してきた。

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 ぬいぐるみの展示やインターネットによる販売をはじめ、2014年には新たに「でっかいおのくん」キャラクターも登場。様々な活動を通して、日本国内だけでなく世界にも“里親”の輪が広がり、さまざまなエピソードやドラマが生まれている。

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 同書は、“里親”をめぐるストーリーを絵本として制作するプロジェクトの第1弾として発売される一冊。ある女性と男の子と「おのくん」との出会いの物語が、絵本で描かれている。

 今後はシリーズ化が予定されており、全6冊の絵本を制作して2017年夏にかけて発売していくという。世界に1つしかない手づくりの「おのくん」と“里親”たちを描いた心温まる物語で、宮城県を応援しよう。
⇒『おのくんと。はじめまして、おのくん』紹介・販売ページ

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※掲載内容は変更になる場合があります。