栗原類、今夜放送『金スマ』に出演! 大反響だった「発達障害について考える」第2弾で、彼は何を語るのか?

テレビ

2017/7/28

栗原類さん(写真=内海裕之)

 7月28日(金)20時57分より放送のTBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』で取り上げられるテーマは「発達障害について考える」第2弾。自らがADD(注意欠陥障害)であることを公表、昨年には、自伝『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』(KADOKAWA)を発売して反響を呼んだ栗原類さんと『のだめカンタービレ』の「のだめ」のモデルといわれるピアニストの野田あすかさんが当番組に出演する。「人の顔を覚えられない」「人の感情が分からない」などという症状と付き合いながら活躍する2人の苦悩とは?

 また、NHKでも発達障害の実相を伝えるためのキャンペーンを実施し、「NHKスペシャル」を皮切りに9つの番組で放送。ここでも世間の関心の高さが伺える。だが、周囲の「発達障害」への理解が広がりつつあるとはいえ、発達障害が原因で仕事や子育て、人間関係で悩み苦しんでいる人は多い。それに、大人になってから発達障害と診断されるケースも少なくない。

 ダ・ヴィンチニュースではこれまで発達障害関連の書籍を多く取り上げており、栗原類さんへのインタビューも行った。そこで本記事では過去に紹介した書籍を振り返る。

 

■病院では「発達障害」の思い込み受診も増加!?

『発達障害』(岩波明/文藝春秋)

「発達障害バブル」とまでいわれる現在、書店にいけば関連書籍が山ほどあるので、正直どれを選ぶかでも苦労するもの。『発達障害』(岩波明/文藝春秋)は、世間的な「発達障害の姿」と医学的な「疾患」の乖離をうめるべく、ASDやADHDなどの基本的な診断ガイドラインを明示しながら、実際の症例などを具体的に紹介、最新状況もフォローしている。

 たとえば「空気が読めない」「人の気持ちがわからない」といった人間関係に苦労するタイプの人を「もしかしてアスペ?」なんて決めつけるのはNG。医学的には「同一性へのこだわり」(特定の物事に執着したり、手順や配置にこだわったりすること)が伴うことが診断基準となる。残念ながらマスコミもきちんと理解していないのが実情で、その影響か病院では思い込み受診が少なくないらしい。

 また「ASDとADHDの共通点と相違点」や「アスペルガー症候群への誤解はなぜ広がったか」「発達障害と犯罪」といった気になるポイントも解説されており、読み物としても興味深い。なにより最終章の「発達障害を社会に受け入れるには」は、あまり知られていない発達障害専門のデイケアの現状と、それらを通じて社会復帰が可能になったケースが具体的に紹介されているのに注目だ。ADHDに関しては、効果的な投薬治療によって症状を安定させることも可能というのも発見だろう。

 情報が一般化すればするほど誤解も広がるのが世の常。本書は、「家庭の医学」のように身近な定本にしたい一冊だ。

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■ADHDは大人になると変化する? 男女差もある?

『大人のAD/HD[注意欠如・多動(性)障害]』(田中康雄/講談社)

 片付けや整理が苦手、仕事でもミスや忘れ物が多くて約束も守れず、周囲に迷惑をかけてばかり……。こういった問題で悩んでいる人は、自分を責める前にADHDの可能性を疑ってみたほうがいいかも。『大人のAD/HD[注意欠如・多動(性)障害]』(田中康雄/講談社)によると、ADHDは子ども特有のものだと思われてきたが、最近では大人でも多くの人が悩んでいることがわかってきている。

 ADHDの特性は「多動性、不注意、衝動性」の3つに大きくわけられるが、大人になると変化し、多動性が弱まって不注意が際立ってくるのがポイントだ。男性の場合、「多動性」は、せっかちでイライラしやすく部下にあたる、ひとつの作業を仕上げずに他の作業に移るといった行動に表れる。「不注意」は書類をなくす、時間にルーズ、ミスや忘れ物が多い。「衝動性」でよくあるのは、突然キレたり、重要なことを独断で決めてしまったりするケース。

 女性の場合、多動性がおしゃべりや思考回路に表れて外から気づかれず、本人の苦しみが理解されないこともある。衝動性の面では衝動買いやヒステリックな言動が、不注意の面ではマメに連絡をとりあう女性同士の交流や片付け、身だしなみが苦手というのが特徴だ。また学生の場合は、その3つの行動特徴が原因で学校生活に支障が出て不登校になることもあるという。

 本書では、ADHDの治療の可能性についても触れられている。ぜひ確認してみてほしい。

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■発達障害でも芸能界で輝けた理由とは?

 日本の保育園では問題児扱いされ、母とニューヨークに移住した8歳のときにADDと診断された栗原類さん。小5で帰国後してからの学校生活は地獄で、中学ではいじめや不登校、4回の失恋を経験、高校受験の失敗など紆余曲折を経て、芸能界で輝ける場所を見つけられたのはなぜなのか?

 昨年10月に発売された『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』(KADOKAWA)には、ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し歩んできた今までが綴られている。

 

TBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」
7月28日(金)20時57分放送
【MC】:中居正広
【パネラー】大竹しのぶ、ベッキー、室井佑月、假屋崎省吾、安住紳一郎(TBSアナウンサー)、駒田健吾(TBSアナウンサー)、山本匠晃(TBSアナウンサー)