「切なすぎて泣けた」 アニメ「イエスタデイをうたって」第4話、今は亡き人を想い続ける品子に視聴者も涙

アニメ

更新日:2020/7/6

『イエスタデイをうたって』1巻(冬目景/集英社)

 2020年4月25日(土)に放送されたアニメ「イエスタデイをうたって」第4話。早川浪の亡き兄・湧を思い続ける品子(※品子の品の字は木へんに品)の姿に、視聴者から「切なすぎて泣けた」「心の底から好きだったんだね」などの声があふれ返った。

 美術大学合格を目指して予備校に通う浪。周囲の生徒と比べて技術や知識の差があり、彼は焦りを感じているようだ。自宅に戻ると品子が料理を準備し待っていたが、会話の節々で湧の名前を出す彼女に「いつまでも死んだやつに縛られているのは見たくない」と不満を漏らしてしまう。「だからって他人の方を向かれるのはもっと辛いんだ」と思いをぶつけた浪に、品子は「弟みたいなものとしか思えない」と返す。

 あくる日、浪は陸生が働くコンビニに立ち寄って晴と出会う。2人は偶然にも1度だけ会話を交わしており、晴はようやく浪と陸生が品子をめぐる“恋のライバル”だと認識した。浪とともにコンビニを出た晴は、「品子先生モテモテじゃん。報われない晴ちゃんとの違いはなんなのか…」と意気消沈ぎみ。「俺は全然相手にされてないけどな」と話す浪の背中を突然叩くと、元気いっぱいに「頑張ってよ! 私のためにも!」とエールを送った。

advertisement

 夏休みを機に浪の父親は地元に帰省し、時を同じくして品子も浪の実家を訪問。庭に立つ桜の木を眺めていると、父親が湧の遺品を入れた箱を差し出して「もう忘れていいんだと思うよ」と語りかける。彼女が遺品の中から取り出したのは、学生時代に湧から貸してもらった消しゴム。ふと気づくと彼女の背後では、満開の桜の下に佇む湧の姿が。何かを言い残して湧の幻影が消えると、品子はこらえきれずに大粒の涙をこぼした──。

 美しい映像とともに描かれた湧の記憶。彼を忘れることができないでいる品子に、視聴者からは「これが“忘れられない恋”というやつか」「品子先生の心情を思うと胸が苦しくなる」「いつまでも過去に囚われてはダメだけど、品子先生も辛いんだろうな」といった反応が寄せられている。

 品子は湧との思い出に区切りをつけ、新たな1歩を踏み出せるのだろうか…。

■アニメ「イエスタデイをうたって」
放送時間:毎週土曜 深夜1:30~
原作:冬目景
監督・シリーズ構成・脚本:藤原佳幸
脚本:田中仁
出演:小林親弘、宮本侑芽、花澤香菜、花江夏樹 ほか
公式サイト:https://singyesterday.com/