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ミズサワヒロ

職業・肩書き
作家
ふりがな
みずさわひろ

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吉原遊郭を舞台に、美青年が元遊女の死の謎に迫る!

吉原遊郭を舞台に、美青年が元遊女の死の謎に迫る!

 大学の史学科で民俗学を学び、江戸時代の文化、とりわけ遊郭に強く惹かれたというミズサワヒロさん。     「81ルルルドラマチック小説賞」を受賞し、デビュー作となった『吉原夜伽帳―鬼の見た夢―』(小学館 ルルル文庫)は、江戸の廓を舞台にした幻想的なホラーミステリーだ。    “吉原の外道菩薩”と呼ばれる、白髪赤眼の美青年・弥太郎。“死んだ人間が見える”という噂を持つ彼に持ち込まれた、元遊女の死にまつわる謎。それ追う弥太郎だったが、妹のように思う女郎見習いの少女・末葉に異変が起きて――。あらわになっていくのは、吉原に生きる者たちが憑かれる愛と憎しみ。男と女、肉親、師と親子・・・・・・愛しているからこそ生まれる複雑な感情がミステリーも絡んでいく。    「心に刺のようなものを残す小説がすごく好きで。苦しさやつらさを刻みながらも、その感情が糧となるようなものを書きたかった」とミズサワさん。そんな深い心理を描写する一方で、活劇のように描かれるのは、弥太郎に淡い思いを抱く末葉の成長の物語だ。    「大人相手にポンポンとキツイことを言う末葉は、ツンデレ…

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