“あかずの間”にはなにが隠されている? いま、ファンタスティック・ミステリーの扉が開く 『あかずの扉の鍵貸します』(谷瑞恵/集英社)の舞台は、まるで迷路のように入り組んだ構造の洋館、通称“まぼろし堂”。ここにはその名の由来である幻堂設計事務所があるが、残りの空き部屋には風変わりな下宿人たちが住んでいたり、“あかずの間”として貸し出… もっと見る