吹石一恵主演ドラマ『バラ色の聖戦』 原作コミックが 目指したのは“現代版大奥”
「目指したのは“現代版大奥”。けれど舞台をどこにするかは、すごく迷ったんです」 「Kiss」で2009年の連載開始以来、熱狂を加速、このほど待望の6巻が刊行された大人気コミック『バラ色の聖戦』(講談社)。2人の子どもを持つ専業主婦が、モデルの世界に飛び込み、過酷な美の追求、熾烈なオーディション、そこに巣食う強烈な嫉妬や策略と対峙し、戦い続ける女性の成長ストーリーを、熱に浮かされるように描き続けているという作者・こやまゆかりさん。
「そんな時、蘇ってきたのは、以前、ドキュメンタリーで観たミラノコレクションの舞台裏のシーン。美しさを武器に牽制しあうモデルたちの様子は強烈で。そこに見えた“私のほうがキレイよね?”という感覚なら、リアルに感じてもらえるんじゃないかって」
努力なくして美はありえないという真実を作品からオーラのように放っていきたいという、こやまさん。それは愛読者の間でキャッチフレーズとなっている「脂肪はね 言い訳やあきらめの塊よ」「女はね 加工品なのよ!!」などの決めセリフとともに、戦いのストーリーの中に照射される。
主人公・真琴…