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「岸政彦」のレビュー・書評

岸政彦『東京の生活史』――聞き手と語り手、読み手が呼応し合う、人生の欠片が詰まった1216ページの分厚い不思議な本!

岸政彦『東京の生活史』――聞き手と語り手、読み手が呼応し合う、人生の欠片が詰まった1216ページの分厚い不思議な本!

『東京の生活史』(岸政彦:編/筑摩書房) なんとも不思議な本である。 『東京の生活史』(岸政彦:編/筑摩書房)の総ページ数は1216ページ、とても分厚く、重く、存在感があり、書店でも異彩を放っている。何についての本かというと、150人の聞き手が、東京…

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「今月のプラチナ本」は、岸政彦『リリアン』

「今月のプラチナ本」は、岸政彦『リリアン』

『リリアン』 ●あらすじ● 大阪でジャズベーシストとして生計を立てる男と、場末のバーで働く年上の女。なんとなく始まった関係は、他愛もない会話でなんとなく繋がっていく。だが一緒に暮らそうという男に女は……。表題作「リリアン」の他、生まれる前に亡く…

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大阪に暮らしたふたり、柴崎友香と岸政彦のあの街の魅力とは? 著者の記憶を追体験できるエッセイ

大阪に暮らしたふたり、柴崎友香と岸政彦のあの街の魅力とは? 著者の記憶を追体験できるエッセイ

2005年まで大阪に住んでいた小説家の柴崎友香氏と、大学入学以来大阪に住み続けている社会学者の岸政彦氏。ふたりの大阪にまつわるエッセイが交互に記されたのが『大阪』(河出書房新社)だ。両者がこの街でどのような体験をし、どのような記憶や印象を抱い…

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「今月のプラチナ本」は、岸政彦『図書室』

「今月のプラチナ本」は、岸政彦『図書室』

『図書室』 ●あらすじ● 大阪の古い団地でひとり暮らしをしている50歳の「私」。定職も貯金もあり、生活に不満はない。けれど最近、子どもの頃のことばかり思い出してしまう。猫たちとの暮らし、帰りが遅い母親を待つ夜、そして、いつも通っていたあの古い公…

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