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伊藤沙莉

職業・肩書き
タレント・その他
ふりがな
いとう・さいり

プロフィール

最終更新 : 2021-05-20

1994年、千葉県生まれ。2003年、ドラマ『14ヶ月~妻が子供に還って行く~』でデビュー。シリアスからコメディまで、幅広い安定感のある演技で映画・ドラマ・舞台など多方面で活躍。第40回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第57回ギャラクシー賞個人賞など受賞多数。

受賞歴

最終更新 : 2021-05-20

第40回ヨ
コハマ映画祭助演女優賞
第57回ギ
ャラクシー賞個人賞

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伊藤沙莉が「思っていたよりもつまらない声でした」と言われた経験から這い上がるまで

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 坂元裕二さん脚本のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』第1話で、ナレーションをつとめていることが明かされ話題となった女優・伊藤沙莉さん。6月10日に発売される初のフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』(KADOKAWA)のインタビューが行われたのは第1話放送前だったが、くしくも坂元裕二作品や“声”の仕事についての想いを語っていただいていた。書くことで改めて見えた、自分自身の軸とは――?

(取材・文=立花もも 撮影=花村謙太朗)

――大のテレビっ子で、好きな作品は何度も繰り返し観るというお話を本書のなかで書かれていますが、国内外のドラマ・映画の「基本これ」とあげられている作品数が、あまりに膨大なのでびっくりしました(笑)。

伊藤沙莉さん(以下、伊藤) あはは、そうですよね。でもほんと、あれでもまだ足りないくらいで。同じ作品をずーっと繰り返し観ちゃうんです。だから「好きな作品は?」って聞かれても、いつもほんとに答えるのが難しくて。

――ジャンルもバラバラで本当に幅広くご覧になっていますが、なかでも宮藤官九郎さんと坂元裕二さんの作品が多いな、とい…

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私のポンコツバイト伝説「ポンコツ人生」後編/伊藤沙莉『【さり】ではなく【さいり】です。』

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6月10日に発売される、女優・伊藤沙莉さんの初のフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』。発売に先駆けて、本書からエッセイ「ポンコツ人生」を前後編でお楽しみください。

『『【さり】ではなく【さいり】です。』(伊藤沙莉/KADOKAWA)

「ポンコツ人生」後編

その後の私はとにかくのび太。 元気な、昼寝をしないのび太。 喋り倒すのが大好きなのび太。

テスト0点なんて余裕でとっていたし 考えごとや妄想をしている時に話しかけられても 本当に全くと言っていいほど聞こえない。 言われたこととか、やってることとかやらなきゃいけないこととか 普通に忘れちゃう。思い出しても何故か後回し。

通信簿に書かれてたことといえば 大体マストで「落ち着きがない」。 中学の三者面談で担任が母に言った言葉は 「一度すっとびでてったら最後、戻ってこない」。 先生と母のトホホ顔が目に焼き付いている。

中でも一部では有名だが 私のポンコツバイト伝説はまあまあある。 自分で伝説とか言うのもちょっとどうかと思うけど もはや伝説なのだ。  

コンビニのバイト中は レジ打ち中にシンプ…

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人間 伊藤沙莉の生態「ポンコツ人生」前編/伊藤沙莉『【さり】ではなく【さいり】です。』

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6月10日に発売される、女優・伊藤沙莉さんの初のフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』。発売に先駆けて、本書からエッセイ「ポンコツ人生」を前後編でお楽しみください。

『【さり】ではなく【さいり】です。』(伊藤沙莉/KADOKAWA)

「ポンコツ人生」前編

人間 伊藤沙莉の生態を一言で表すなら ポンコツである。

サバサバしてる、とか ハッキリしてる、とか テキパキしてる、とか 声のせいなのかそういうイメージを 抱いて頂くことが何故かとても多いのだが とんでもない。

なんなら真逆である。

人見知りなのもあってただ単に喋れなかった現場では まさかの「クールなんですね」 といったご感想まで頂いたことがあるのだが 私を含め、私を知ってる身内の人間たちからしたら 「んなわけあるかい案件」だ。  

「どんくさいお調子者のポンコツ人間」

これでやっと全員納得のはずだ。  

家族からはよく、 変な子、不思議な子、意味不明、二重人格、アリみたい そんな感じで言われていた。 アリみたいに関しては未だに 何故なの?以外の感想が浮かばないが そういう印象だっ…

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伊藤沙莉「小説もお芝居も、伏線回収劇が大好き。『オーデュボンの祈り』の桜に、めちゃくちゃ恋してました」

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 毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、11月13日(金)公開の映画『ホテルローヤル』で、教師とラブホテルに来た女子高生を演じた伊藤沙莉さん。本誌で選んだ一冊は、数え切れないほど読み返したという伊坂幸太郎のデビュー作『オーデュボンの祈り』。映画の現場のエピソードとともに、お話を伺いました。

伊藤沙莉いとう・さいり●1994年、千葉県生まれ。2003年、ドラマ『14ヶ月~妻が子供に還って行く~』でデビュー。シリアスからコメディまで、幅広い安定感のある演技で映画・ドラマ・舞台など多方面で活躍中。第40回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第57回ギャラクシー賞個人賞など受賞多数。

 マンガは好きだったけれど、小説は食わず嫌いだったという伊藤さん。好きな映画の原作に伊坂幸太郎作品が多かったことから、高校一年生のとき『オーデュボンの祈り』に出会い、劇的にハマってしまう。以来、伊坂作品はほとんど読んでいるという。

「小説もお芝居も、伏線回収劇が大好きなんです。伊坂…

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