評価される人は知っている! PDCAよりも強力な「MAPS」とは?

ビジネス

2017/12/12

『評価される人のすごい習慣』(竹内慎也/白夜書房)

 早いもので2017年もまもなく終わろうとしている。この一年で自分はどのくらい成長できただろうか。来年はどうしたいのか。ボーナスで会社からの評価がわかるこの時期こそ、締めくくりとして自分を振り返ってみたいもの。

 とはいえ「大満足!」の結果ならばいいけれど、ぶっちゃけ「がんばっているのに認められない」と、悶々としている人も多いはず。そんな人はぜひとも年末年始で自分パワーチャージを。たとえば使えるビジネス書を読み倒して実践するのも手だ。このほど出版された『評価される人のすごい習慣』(竹内慎也/白夜書房)は、そんな悩める人が具体的にどう考えどう動いたらいいのか、かなり実践的なテクニックを伝授してくれるので注目だ。

 著者は1000社以上の企業で研修を行い、2万人を育ててきたという人材育成のエキスパート。「会社の評価は現在のあなたの価値であり、会社が評価するポイントと違うことに力をいれていては評価はあがらない」と、長年、企業研修の現場で利用してきた独自ツール「MAPS」を活用して評価される人を目指そうと呼びかける。

 このMAPSとは、簡単にいえば「成功体験をしっかり共有するためのツール」だ。あなたは他人の成功体験を聞いて、その場で感心するだけで終わってしまってはいないだろうか? 実は「成功体験」こそ、評価される人材になるためのヒントの宝庫であり、徹底的に手本にすれば大きな力になるもの。本書で紹介されているMAPSにしたがって整理すれば、そうした成功体験からコンピテンシー(成果をあげる人材が行う行動特性)を引き出すことができ、あなたにも再現可能な実践的テクに落としこめるという。

■MAPS とは?


M MISSION 目標・目的・重要業務
A ACTION 行動・習慣
P PASSION 情熱・考え方
S SEE 振り返り

 本書は具体的にMAPSの観点をどう利用すれば成功体験をまとめられるかを教えてくれる。あわせて著者のこれまでの経験により、評価される人には「やるべきことを選ぶ」「すぐに行動する」「ブレない」「定期的に振り返る」という基本コンピテンシーがあることも指摘し、それを基準にしてあなた自身の考え方や行動に応用すればいいと投げかける。そのためMISSIONには「やるべきこと」、ACTIONには「すぐにできること」、PASSIONには「ブレないための動機」を設定し、SEEの「定期的に振り返る」までを1セットにして繰り返すこと。それらを行動パターン化して「習慣」にしてしまった頃には、きっとあなたも「評価される人」になっているだろう!

 なお、このMAPSによる成功体験の共有はチームでも可能。つい秘伝のテクを独り占めしたくなっても、あえて共有することで職場全体が底上げされ、より自分のパワーアップにもつながるとのこと。チームで共有するときは確認のタイミングを決めたり、定期的にリーダーからフィードバックしたり、メンバーが変わっても同じ結果を出せるようにバイブル化したりと共有テクニックも多数あるので、そのあたりも注目しよう。

 ちなみにMAPS作成をサポートするツールのダウンロードや、営業チームを活性化させ業績を上げ続ける12日間の無料メールセミナーの申し込みが付録にあるので、より実践的に取り組みたい人はチェックしてみるといいだろう。

文=荒井理恵