児童文学の原点はペロー童話にあり、大人になった今だからこそ読みたい童話集

長靴をはいた猫

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 河出書房新社
ジャンル: 購入元:eBookJapan
著者名:シャルル・ペロー澁澤龍彦訳 価格:463円

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最近、映画「長ぐつをはいたネコ」がとっても気になっています、本間です。
でも実は原作を読んだこともなくストーリーも全く知りません! ただ、幼い頃にファミコンのゲームの「長靴をはいた猫」は遊んでいた記憶があり、その頃から「どんなお話なんだろう…」と密かに気になっていた作品。今回の映画化を機に改めて原作が読みたくなりました。

というところでシャルル・ペローの「長靴をはいた猫」をご紹介します。
“ペロー童話”というとあまり聞き慣れない感じですが、誰しも耳にしたことはあるであろう有名な作品がいくつかあります。本書には彼の代表作でもある 「長靴をはいた猫」 「眠れる森の美女」をはじめ「赤頭巾ちゃん」 「シンデレラ」といった馴染み深い童話を含め全9篇+あとがきで構成されています。

「長靴をはいた猫」の物語は“飼い猫が知恵を働かせ不運なご主人を成功に導くサクセスストーリー”。このお話は子どもたちへ“若いうちはお金よりも世渡りの術や知識を大切にした方がいいよ”という忠告のお話だそうですが、純粋に物語は楽しい…けれど、私はどうしてもこの猫は好きになれないです、途中から猫に災いあれと呪うくらいに!

だって明らかに自分の身を案じて行動して、周りの人々を巻き込むし、やることなすこと万事成功して更に調子に乗る始末ですよ。まさに表紙のような猫像です。私としては、人生そんな甘くないってオチにしてほしかったな(笑)

ちなみに本書にも収録されている「赤頭巾ちゃん」や「シンデレラ」はグリム童話が有名だと思います。私も原作はグリム童話だと思っていました。ですが、これらのお話はもともと民間伝承といって昔から口で伝えられてきた物語、ペローやグリム兄弟はそれら伝承を書き起こした人物なのです。これらの作品は著者によってストーリーが大幅に違うこともあり読み比べると一層楽しめます。

私のように子どもの頃に触れることのなかった物語をおさらいするもよし、また読み親しんだ物語でもペロー童話で読むのは初めての方もいるはず、そんな方々におすすめしたい「驚き」と「新鮮さ」にあふれた童話集です。


読み手の想像を掻き立てる インパクトのある表紙! 

あなたの知っている物語はいくつある?

各章に“教訓”を付けわかりやすく説いてます

澁澤龍彦さんの練達された訳も 本書の魅力のひとつ (C)河出書房新社



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