橋本愛はなぜ包帯が似合うのか?
8月4日に映画が公開される『Another』(綾辻行人/角川書店)で、主人公の女子高生・見崎鳴(みさきめい)役を演じる橋本愛。黒髪ぱっつん前髪のおかっぱヘアに、白い眼帯――それが、橋本愛が持つ雰囲気とハマりすぎて、公開前から「萌える!」との声が続出している。しかし、この眼帯や包帯といった衛生医療品を身に付けた“包帯少女”というジャンルは、実は昔から愛でられてきたものなのだ。
近年、包帯少女の火付け役となったのは、ご存じ『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイだろう。零号機起動実験の際に暴走した零号機によって負傷した綾波の初登場シーンは、全身包帯姿だった。そのインパクトや、真っ白い包帯にうっすら滲む赤い血。痛々しくて儚げな姿なのに、一切弱音を吐かない。そんなギャップや彼女の不思議なキャラのおかげで、一躍、包帯少女はブームに。『さよなら絶望先生』(久米田康治/講談社)の小節あびるや『めだかボックス』(暁月あきら、西尾維新/集英社)の名瀬夭歌、『一騎当千』(塩崎雄二/ワニブックス)の呂蒙子明に『ローゼンメイデン』(PEACH-PIT/集英社)の薔薇水晶…