性生活を楽しむ“精力”キープに効果的な食材は? 医師の教える絶倫勝負メシ

健康・美容

更新日:2020/5/11

『男を強くする! 食事革命』(志賀貢/ベストセラーズ)

 いくつになっても色気を失わず、モテる男でいたい。生涯現役、夜の生活もいつまでも楽しみたい。人生100年時代と言われるいま、そう考えるシニア男性は多いのではないだろうか。

 そんな男性諸氏にぴったりなのが『男を強くする! 食事革命』(志賀貢/ベストセラーズ)だ。著者の志賀貢氏は医師として診察で日々患者と接する一方で、「ドクター志賀」の愛称で『医者のないしょ話』をはじめ数多くのエッセイを執筆してきた人物。なかでも定評があるのは、医師の立場から“性”について考察する著書だ。年齢を重ねても精力的であり続けるためには、いったい何をすればいいのか? 本書が解く答の一部を紹介していこう。

■精力旺盛でいられるかどうかは、毎日の食事次第!

 我々の体は、我々が口にする食べ物でつくられている。だから、健康にすごせるかどうかも、どんな食生活を送っているかによって決まってくる。著者の志賀氏も、
「生命を維持するための基本中の基本は、食欲だと思います。つまり、栄養素を口から摂り入れることが、まず長寿を全うするための必須条件であることは説明するまでもないと思います」と指摘する。

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 では、歳を取っても充分な食欲を保ち、さらに性欲や精力を保ち続けていくには、いったいどのようなことに注意しなければならないのだろう。本書は、次の7つのポイントを挙げる。

(1)薬食同源
(2)和洋折衷の食事
(3)三食をしっかりと食べる
(4)腹八分目を心がける
(5)ひとりの食事は避ける
(6)笑いのある食卓を心がける
(7)歌と踊りが三大本能を高めてくれる(本書の三大本能は、「食欲・性欲・集団欲」)

「薬食同源」は、一般的によく言われる「医食同源」と同じ意味。病気を治すときはもちろん、男性の体力や性欲、そして精力を保つには、まず何よりも口から栄養素をしっかりと摂ることが大切だという意味だ。

 ほかの項目も特に変わったものはないように思われるが、著者は「この一見、何気なく思われる生活習慣の常識が、実は現代に生きる我々にはとかく不足しがちなことなのです」と訴える。