思わず買ってしまった使えない道具は時間泥棒!? 一気にモノを片づける3つの方法

暮らし

2019/10/16

『迷いも悩みも手放す!人生を肯定できる片づけ』(井田典子/主婦と生活社)

 生きていると思うようにいかないことはたくさんあります。自分ひとりだけで生きていたらまだコントロールできる部分もあるかもしれませんが、家族と一緒に暮らしていたり、会社で働いていたりと、相手が存在すると想定外のことが起こりやすくなります。そうなると、どうしてもすべてが負の考え方になってきてしまいますよね。

『迷いも悩みも手放す!人生を肯定できる片づけ』(井田典子/主婦と生活社)には、そのような状況になったとしても、他者を思う心のゆとりをもち、自分の人生を肯定して暮らすためのヒントが紹介されています。

 自分がどんな空間でどんな時間を過ごしたいのか、そのためには何をどこに置けばいいのか、これを考えて片づけをしながら自分を肯定する方法を教えてくれる1冊です。

 ここで本書から3つの具体的な方法を紹介します。

1、片づけは単独の動作ではなく、あらゆる行動の“のりしろ”(P.16)

 よく「片づかない」と言ってしまいますが、その原因はなぜだかわかりますか?

 それは、出したものを元の場所に戻さずに出しっぱなしにしているから。「片づける」とは本来元あった場所に「戻す」ということだけなのに、怠るとあちこちに物が散乱し、気が付いたら物で溢れてしまって「片づかない」状態に…。

 そこで、きちんと片づいた状態をキープするためには、まず「片づけという家事のカテゴリーではなく、必ずついてまわる日常動作」ということを認識すること。ごはんを食べたら食器を片づける、掃除をしたら掃除用具は所定の位置に戻すなど、一連の流れをセットにして考えることで、元に戻しやすい動線や置き場所を考えるようになります。

 そして、それを実行することで一連の流れがスムーズに進み、自然と片づいた状態を保つことができるようになりますよ。

2、使えない道具は時間泥棒、場所泥棒(P.29)

 キッチン道具、掃除道具など、最近はますます便利な道具が増えてきていますよね。思わず買ってしまい、最初のうちは張り切って使っていたけれど、だんだん面倒になってきて今は棚の奥に眠っている…、そんな経験をしたことがある人も多いと思います。その使わなくなった道具は、いわば場所泥棒と言えるでしょう。

 また、買って使ってはいるけれど、使いすぎて切れ味が悪くなってきた包丁は、切るための時間が余計にかかってしまって時間泥棒になっていませんか?

 道具を買うということは、その機能を十分に生かせるように、そして長く使えるように「手入れをしながら管理する責任」が発生し、それを引き受けるということ。その責任を全うするためには、例えば包丁なら、週に1度は研ぎ味を確認し、砥石を使って包丁を研ぐなどして、コンスタントにメンテナンスするようにしましょう。

 こういう丁寧な管理をすることが、結果的に「暮らしをスムーズにすること」につながっていきます。

3、片づけられない自分を責めない(P.44)

「女だから、妻だから、母だから片づけられない自分はダメ」なんて思っていたりしませんか?

 人間誰しも最初からきちんと片づけられる人なんていません。得意不得意はあるかもしれませんが、みんな自分なりに試行錯誤しながら実践して、自分にとっての快適な片づけ方を見つけているんです。

 もしそれでも片づけが苦手と言うのなら、まずは小さいスペース、例えば化粧ポーチの中身を整理したり、テーブルの上には物を置きっぱなしにしないようにするなど、無理のない範囲で片づけを習慣づけることから始めていきましょう。

 すると徐々に片づけることに慣れ、片づけをきっかけとして心が整えられ、片づけることは難しいことではない、やればできると前向きにとらえることができるようになるはずです。

 ここで紹介した以外にも、床には物を置かず、まっすぐ歩ける家にするだけでもストレスフリーになれる、夕方以降の家事は軽く、コンパクトにすることなど、自分自身の気持ちをコントロールするための簡単な方法がいくつも紹介されています。

片づけで、くよくよ自分にさようなら

 気持ちが落ち込んでいるとき、私はよく片づけをします。なぜ片づけという手段を選ぶのか自分でもわからないのですが、目についたところを無心でもくもくと片づけることで、自然と気持ちが落ち着くんです。本書にも書かれていましたが、自分が思うように片づけられたことで「片づけられた自分」という肯定する気持ちが生まれ、結果として前向きな気持ちになれるようです。くよくよしたときこそ、片づけてみませんか?

文=JUNKO