幸せな人生を送るため必要な知識。お金の不安をなくすためのライフプランとは?/会社員のためのお金のキホン

暮らし

公開日:2022/8/25

 食品や電気代など、さまざまなものが値上がりし、家計は火の車! 将来に備えてお金を貯めたくても、なかなかお金が貯まらない…という方は多いのではないでしょうか。

 今回ご紹介する『図解 会社員のためのお金のキホン』では、ファイナンシャルプランナーの著者・井上ヨウスケさんが会社員だからこその特権が生かせるお金の「貯め方」「使い方」「増やし方」「稼ぎ方」を図解とともに解説します。

 お金に不安を抱いている方も知識を活かし、プランニングが出来れば、無理なくお金を増やすとこができます。しかも、老後も決してギリギリの生活水準で耐えるのではなく、ちゃんと満足度の高い生活を送ることができるでしょう。『図解 会社員のためのお金のキホン』を参考に、会社で働きながら自分らしく生きていけるマネープランを立てましょう!

 お金に関する不安をなくすために必要な知識とは? 今から老後までの幸せなマネープランを叶えよう!

※本書は、2022年6月時点の情報をもとに執筆・構成された書籍です

※本作品は井上ヨウスケ著の書籍『図解 会社員のためのお金のキホン』から一部抜粋・編集しました

図解 会社員のためのお金のキホン
『図解 会社員のためのお金のキホン』(井上ヨウスケ/KADOKAWA)

プロローグ

お金のリテラシーさえあれば、会社員は無敵です

 毎月きちんとお給料が振り込まれる、安定した生活。会社員として働く皆さんは、普段の生活で危機感を覚えることはあまりないかもしれません。しかし、将来(特に老後)についてはどうでしょう。モヤモヤした不安を感じている方が多いのではないでしょうか。

「老後2000万円問題」や、「退職年齢の引き上げ」といったニュースが飛び込んでくると、

「毎日こんなに働いているのに、老後は赤字なの?」
「貯蓄もしているのに、まだ会社に行かないとダメ?」

とブルーな気持ちになり、フリーランスで自由に働くことや、「FIRE(早期リタイア)」が気になってしまう。本書を手に取ってくださった方の中にも、そうしたライフスタイルに憧れ、「このまま会社員で働き続けるのは、もしかして損?」と、落ち着かない気持ちを持つ方も少なくないと思います。

会社員こそお金の知識が武器になる!

 ですが、焦るのはちょっと待ってください。フリーランスの僕から言わせてもらえば、会社員の皆さんは、すでに十分すぎるほど恵まれた環境を持っています。

 その価値を活かし、きちんとプランを持てば、会社員なら、まず一生涯お金に不自由することはありません。しかも、老後も決してギリギリの生活水準で耐えるのではなく、ちゃんと満足度の高い生活を送ることができます。必要なのは知識とそれを使う力、つまり、お金のリテラシーです。

 ところが、ファイナンシャルプランナーの僕のところに相談にくる会社員の方たちを見ていると、その事実に気づいていない方がとても多いです。お金に関する知識がないだけで、必要以上に将来を憂い、ストレスを抱えて過ごしているのだとしたら、僕はそれこそ損失だと思います。

今から老後まで、幸せなマネープランを叶えよう

 本書で提案するのは、会社員なら誰でも確実に実現できる、現実的なお金の貯め方、増やし方、稼ぎ方、使い方です。具体的には、今も老後も満足度の高い生活を叶えるマネープランを作るお手伝いをします。

 本書の提案する方法で賢くプランニングすれば、大きなリスクを取らなくても、老後は月25万円以上の収入をキープし、さらに現役時代に使えるお金を2000万円以上増やすことは、さほど難しくありません。

 詳しくは第2章でも解説しますが、例えば会社員で年収400万円の夫と年収300万円の妻が、老後の生活費を夫婦で毎月25万円など無理ない範囲で決めたとします。このまま65歳から年金を受け取ると、老後の生活費は2000万円以上足りません。そこで年金を70歳から受け取る「繰り下げ受給」を選択すると、会社員は受け取る年金がもともと多いため、その効果も大。本来の65歳から受け取る年金額では足りなかった生活費を、すべて年金でまかなうことが可能になります。言い換えると、5年長く働くことで、老後のために貯める必要があったお金を今の自分のために使えるということなのです。

 最近は、必ずしも退職金が出るとは限りません。しかし、たとえ退職金がない会社であっても、この方法であれば老後も現役時代も使えるお金を増やすことができるのです。

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