出費スリム化の秘訣は? 出費を管理して、手元に残せるお金を増やそう/会社員のためのお金のキホン

暮らし

公開日:2022/8/30

 食品や電気代など、さまざまなものが値上がりし、家計は火の車! 将来に備えてお金を貯めたくても、なかなかお金が貯まらない…という方は多いのではないでしょうか。

 今回ご紹介する『図解 会社員のためのお金のキホン』では、ファイナンシャルプランナーの著者・井上ヨウスケさんが会社員だからこその特権が生かせるお金の「貯め方」「使い方」「増やし方」「稼ぎ方」を図解とともに解説します。

 お金に不安を抱いている方も知識を活かし、プランニングが出来れば、無理なくお金を増やすとこができます。しかも、老後も決してギリギリの生活水準で耐えるのではなく、ちゃんと満足度の高い生活を送ることができるでしょう。『図解 会社員のためのお金のキホン』を参考に、会社で働きながら自分らしく生きていけるマネープランを立てましょう!

 支出の見直しは支払い方法の見直しから。出費を管理して使う仕組みを作り、手元に残せるお金を増やそう。

※本書は、2022年6月時点の情報をもとに執筆・構成された書籍です

※本作品は井上ヨウスケ著の書籍『図解 会社員のためのお金のキホン』から一部抜粋・編集しました

図解 会社員のためのお金のキホン
『図解 会社員のためのお金のキホン』(井上ヨウスケ/KADOKAWA)

出費スリム化の秘訣は使ったお金の可視化!

キャッシュレス決済と銀行口座は、数を減らす。それだけで出費はスリム化できる

 今、財布の中にクレジットカードは何枚入っていますか? スマホのバーコード決済は、いくつ使っているでしょうか? キャッシュレス決済はポイントが貯まり、レジでの支払いがラクで便利ですが、数が増えるほど管理が複雑になります。特にクレジットカードは支払いが翌月や翌々月のため、「来月は残業代が多めに入るから」などと、支出に対して甘くなりやすい点に注意が必要です。

 支出の見直しは、「支払い方法」の見直しから。財布と口座を整理して、出費を管理して使う仕組みを作るだけで、手元に残せるお金は増えます。

使う口座と貯める口座は明確に分ける

 大前提として、銀行口座は使う口座と貯める口座をしっかり分けましょう。よほど節制できる方は別ですが、いつも使う口座に100万円の残高があったら、ほとんどの方は気が緩んで使ってしまいます。給料が入ったら貯蓄分を先取りして別の口座に移し、その分は「ないもの」として見ない。使う口座には、使っていいお金だけ入れておけば、使い切っても安心です。

 会社の給与振り込みを2口座以上指定できるなら、最初から「貯める口座」に貯蓄分を振り込んでもらえばラクですね。できない場合は、多くのネット銀行が提供している「定額自動入金サービス」を使うと、毎月定額を給与口座からネット銀行に移せます。ネット銀行は、コンビニATMでの引き出しが手数料無料(要件あり)で使えるので、ネット銀行を「使う口座」にして、使う分だけ移動させてもいいでしょう。

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