サウナは気持ちいいだけではない! 体と心に期待できるうれしい7つの効果/とことん楽しむサウナの世界

暮らし

公開日:2023/4/15

松永式サウナを楽しむ十ヶ条

其の一:サウナは自分に合わせるべし!

サウナの体感は人それぞれ。時間や周囲に合わせるのではなく自分の気分や体調に合わせて楽しむことが大切です。

其の二:サウナは男女とも楽しむべし!

サウナは食事と同じです。性別に関係なくサウナの気持ちよさや心地よさを共有することが大切です。

其の三:サウナは寝転ぶべし!

一般的にサウナで寝転ぶのはタブーとされていますが、健康面から見ると、足元から頭までを均一に温めるという点ではNGではありません。

其の四:サウナは裸で入るべし!

サウナに水着などを着用して入ると濡れた水着が体を冷やしてしまいます。サッと拭けばドライになれる裸が一番です。

其の五:サウナで汗はしっかり拭くべし!

サウナ室や外気浴では汗や水滴をしっかりと拭きましょう。拭くことで汗腺を露出させて発汗しやすくなり体の冷えや肌の乾燥を守ってくれます。

其の六:サウナで自分の汗は持ち帰るべし!

知らない人の汗の上に座るのは誰もが抵抗あるもの。自分の汗を床に落とさなければ誰もが気持ち良く楽しめます。

其の七:サウナで会話をするべし!

サウナはときには社交の場になります。食事でも会話が大切なようにサウナでのコミュニケーションを大切にしましょう。

其の八:サウナで心拍数を測るべし!

心拍数は体への負荷を知るのに役立ちます。心拍数を測り、体の状態を確認しながら安全にサウナを楽しみましょう。

其の九:サウナで無駄な水風呂は避けるべし!

サウナに入ったのに水風呂が冷たいと感じるのは体が芯から温まっていない証です。そんな時の水風呂は無駄になるので必要ありません。

其の十:サウナで水風呂は潜るべし!

サウナではときに頭部が温まります。健康の基本的な考えで「頭寒足熱」と言われるように頭までしっかりと潜って頭部を冷やしましょう。

 

はじめに

サウナは自由だ!

 近年、サウナがブームになっています。でも「サウナとはこうあるべきだ」という固定観念が醸成されつつあるような風潮が、少し気になってもいます。

 たとえばサウナというと、「おじさんの我慢比べ」のイメージがあったり「ととのえるために行うもの」というイメージが強調されたりしていないでしょうか。そのため、「正しい入り方」までマニュアル化されてきていますよね。

 でも、サウナって本来はもっと自由なんです。食事をするのと同じように、自分の好きなものを好きなスタイルで取り入れればいいのです。5分だけ温まって帰ったっていい。ととのえるためでもいいし、癒されるためでもいいし、気分転換でもいい。スポーツ感覚でももちろんいいんです。

 また、サウナ浴はあくまで「浴」の一種。自由に選べばいいものです。ただ、最近はサウナ浴というと「サウナ→水風呂→外気浴」だと決めてしまっている人も多いのですが、これは間違い! サウナ浴は「空間を温めた熱によって体を温める行為」であり、水風呂や外気浴はあくまでも「入り方のバリエーションの一つ」になります。サウナのメソッドを正しく理解することで、自由に、自分に合った入り方を見つけていただけるといいなぁと思います。

 サウナの楽しみ方も入り方もいろいろあります。
 だからこの本では「サウナを楽しむための方法」をたくさん紹介しました。
 これを読んだら、サウナの考え方が変わりますよ。
 ディープなサウナの世界へようこそ!!

お風呂のソムリエ 松永 武

<第2回に続く>

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