資格試験の勉強のためにと思っていたことはしなくても大丈夫! しない「心得5カ条」/超シンプルマーキング術

暮らし

公開日:2023/5/16

 スキルアップしたいけれど、仕事や家事もおろそかにできない。学生の頃のように勉強時間がとれない。そう思っている方も多いのでは?

 『資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術』の著者は、40代半ばで働きながら資格試験に一発合格! 社労士、宅建、登録販売員など、多数の資格取得の経験を持つ著者が編み出した、最小限の努力で最大限の結果を出す勉強法「超シンプルマーキング術」。

 試験勉強のために早起きなんて必要なし。 しなくていい心得5カ条や、目指す資格の見つけ方などもご紹介。頑張りすぎることなく、短い時間で望んだ成果が得られる勉強法を探している方、必見の一冊です。

 試験勉強のためにしなければいけないと思っていたことの中に、実はしなくていいことも。しない「心得5カ条」とは?

※本作品は書籍『資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術』(吉岡裕樹/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました

【30日間無料】Amazonの読み放題をチェック >

【初購入金額がポイント70倍】楽天Kobo電子書籍ストア


資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術
『資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術』(吉岡裕樹/KADOKAWA)

資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術

「最小限の努力で最大限の結果を出す」。私がこの本で語る勉強法の、核となる考え方です。

 時間をかけずに、実力をつける。効率的に、必要な知識を狙い撃ちする。全力で頑張るのではなく、「少し~普通」レベルの頑張りで、効果を最大化する……。

 この考え方は、実際に勉強を始める前段階、つまり勉強するに当たっての「マインドセット」から始まっています。マインドセットといっても、「覚悟せよ」「決心せよ」などといった、厳しいことは言いません。「○○を犠牲にして勉強に充てよう」と強いることもありません。

 実際、24時間の中には「犠牲にして良い時間」など、そうあるものではありません。働く時間、家族と過ごす時間、いずれも大切です。食事の時間も睡眠の時間も、おろそかにすると健康を損ないます。

 そして「娯楽の時間」も──ダラダラと何時間もゲームをするのはさすがに問題ですが、テレビを見てしばし一息、といったささやかな時間まで削るのは、潤いがなさ過ぎます。過度にストイックな姿勢で勉強を続けると、心にも身体にも負担がかかります。かえって勉強を途中で投げ出すことにもつながりかねません。

 ですから、肩に力を入れ過ぎないことを、まずは心がけましょう。「試験を目指そうという人間に、なんて常識はずれな!」と呆れられるでしょうか? そう、私の考えは常識の逆を行っています。しかし常識を外すことによって、私は「結果」を手に入れました。目を血走らせて挑戦していた若い頃よりも、少ない努力で多くのものを得られたのです。

 その経験に基づき、皆さんにおすすめしたいのが、以下の「心得5カ条」です。

①朝は早く起きない

 多くの資格系指南本が推奨する「早朝勉強」。私は経験上、あまり賛成しません。その理由は、実際に早起きしてみると分かると思います。早起きは決して「三文の得」だけではなく、リスクも伴うのです。

 すなわち、早く起きた分、昼間に眠くなるというリスクです。これでは、仕事に支障をきたしますね。とくに、ランチ後に襲いくる睡魔と闘うのは至難の業です。居眠り程度ならまだしも、過失や事故を引き起こしでもしたら、顧客や同僚にも大変な迷惑をかけてしまいます。

 ですから、ここはシンプルに、終業後を勉強に充てるのが無難です。塾や習い事に行くイメージで、夜に勉強しましょう。実際に予備校に通うのも、一つの方法です。

 なお、もともと朝に強い方は、この限りではありません。「起きてすぐに頭が働き出す」「早起きしても夜まで一度も眠くならない」という方は、ぜひ朝に勉強しましょう。

②受験することを周りに言わない

 大きなチャレンジをするときは「この資格に挑戦します!」と公言して後に引けない状況を作ろう、という考え方がありますね。

 しかし、私はおすすめしません。プレッシャーがかかってしまうからです。

「プレッシャーをかけるために公言するんじゃないか!」と言われそうですが、プレッシャーはむしろネガティブな作用の方が大きい、と私は思います。

 心に余計な負荷がかかると、知識が頭に入りにくいのです。「落ちたら周りにどう思われるだろう」といった無意識の恐怖で、勉強に集中できなくなる恐れがあります。

 加えて、もう一つ理由があります。周囲の反応に、モチベーションを削がれる恐れがあるのです。

 こちらが意気込んでいても、相手にとってはあずかり知らぬこと。とりわけ同僚は、その職場で推奨されている資格でない限り、とくに応援しない……というより、「仕事をおろそかにされたら困るな」と考える可能性もあります。これは一緒に働く仲間として、当然起こる心理です。ですから相手が悪いわけではないのですが、結果として、あまりハッピーでない会話になりがちです。素っ気ない反応、悪くすると「え、今から?」などといったネガティブな言葉が返ってきてダメージを受けるかもしれません。

 そのため、家族以外には言わない方が吉です。言うにしても、気を許せる友人だけにとどめましょう。

本作品をAmazon(電子)で読む >

本作品をebookjapanで読む >

あわせて読みたい